事故は見た目が9割

交通事故はチェスと同じ。手詰まりが起きると負けます。

右直事故の場合。右折してくる車と、直進車の息が合うと衝突。良くある事故なので珍しくもありませんが、多くの場合、右折、または直進のどちらかが止まることで事故が回避されます。

今回の事故が回避できなかった理由はどのあたりにあるのか考えてみました。

逮捕の2人「ぶつかると思わなかった」(日本テレビ系) – Yahoo!ニュースまず、トラック側の一時停止無視は言い逃れが出来ない過失です。

時間も悪い。事故が起きたのが8時45分で、9時出社ならギリギリです。どちらも急いでいたのかもしれません。インプレッサのドライバーは薄いブルーの作業服を着用していましたから、大田区周辺の工場勤めと推測されます。出社時間間近だったはず。土地に不案内ですが、トラックは多摩川越えに苦労する場所かもしれない。

東京新聞から目撃者の証言を引用します。

東京新聞:歩道に車、7人重軽傷 トラックと衝突 銀行玄関も壊す:社会(TOKYO Web)
乗用車がクラクションを鳴らしたが、よけきれなかった」。近くに住む会社員清水秀一さん(30)は、事故の瞬間、銀行前の歩道で信号待ちをしていた。

飲食店従業員の真保力太郎さん(19)は、仕事帰りに事故を目撃。「車がすごいスピードで直進してきた。バーンとトラックにぶつかり、横断歩道や歩道の人、自転車を次々はねた。どっちが悪いか知らないが、あんなスピードでは避けようもない」と話した。

直進時に右折車が曲がり始めたとき、直進といえども徐行しないとぶつかります。衝突直前にインプレッサ側が「クラクションを鳴らした」とあるので、減速する時間が全く無かったとは思えません。

車のハンドルを握る人に考えてほしいのですが、クラクションとブレーキだったらブレーキのほうが先ですよね?事故の過失割合に白黒付けようとは思いませんが、少なくとも保険屋はこの点をついてくるでしょう。

ローダウンしマフラーを交換しウイングをつけたインプレッサなら急制動も可能でしょう。「クラクションに驚いたトラックはブレーキを踏むから、その隙に華麗に通過しよう」なんて夢を見たのかもしれません。普通車なら無理ですが、アノ車なら急加速だって出来なくはない。

+

上はすべて推測でしかありません。だから怒らないように。同じ状況で私自身事故を回避できるかと問われれば自信がありませんし。まあ、でも少なくともインプレッサには乗らないし、右折車が着たらひるみます。

+

最後にひとつだけ。一度だけ、停車中の車にぶつかりそうになったことがあります。そのときは、痛く無さそうに当てるしかないなと計算していました。インプレッサの兄ちゃんもトラックのオッサンも車同士の衝突で収めてくれればこんなオオゴトニはならなかったのに。残念です。

最も安全性能の優れたクルマは…スバル・インプレッサだ!|Techinsight Japan

FNNニュース:東京・大田区で乗用車…

308名前:東京都名無区 商店街の人たちは、ほとんど知っている

【PR】人は見た目が9割 (新潮新書)