書評には技巧と思いやりが必要

「coza4 diary 書評と日記」というタイトルのサイトをつけているけれど、あんまり本の話はしません。

書かない理由はいくつかあります。

人に言うほど読んでいないから書かないのも、ひとつの理由か。

それに読書スピードはそれ程早くありませんし。書評だけで日記が埋まるほどでもない。本も食べず嫌いで人見知りなので新規開拓がなかなか進みません。

それでも若い頃は無知だから、「書評」だなんて大上段に書いていたものですが、自分の無能ぶりに気がついて怖くて書けなくなりました。

まれに本・・・本に限らずドラマや映画・・・の話をするときには以下のふたつに気をつけています。

書くためのテクニックとしては、ひとつは淀川長治先生の「褒めるだけ褒める」作戦が考えられます。日曜洋画劇場の解説をしてたとき、淀川先生は気に入らない映画はワンカットだけ入った「夕日」を褒めてらっしゃいました。厭味なんですが、最近は皮肉も厭味も通じない世の中になってしまったから味気ない。

何が難しいったって褒める時なんだよ。(きょうのわたくし)

褒めるときに、その人が持ってる知的財産のすべてが出るんだよ。

淀川先生の講演を一度だけ生で拝見したことがあります。高名なフラメンコダンサーを褒めるのですが、 写真もフリップも出すことなく聴取にダンサーが舞う姿を思い浮かべさせ、その上でキレイにオチがある話でした。

ふと思い出すと、俺の「知的財産」はまだまだ不足していると痛感します。

テクニックとしては、褒めるのも大変ですし、けなすのも大変です。けなすには「ナンシー関」のような正確な突っ込みが必要で、ナンシー以降それが出来る人がいなくなってしまったように思います。

長いので切ってみたよ。

みんな褒めあって馴れ合って暮らしてればいいと思うよ。

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外気が熱くなってきました。読書量と外気は反比例します。

外が暑くても読みたいのは化学同人の本。高校大学向けの教科書を主に作っている出版社です。

「犯罪捜査の心理学 プロファイリングで犯人に迫る」なんて気になる本も出してらっしゃる。ほかに ロケットとか化石とか、私のストライクゾーンをたくみについてくる出版社です。専門的過ぎる本はパスですが、一般向けに柔らかく書いた本は文芸を読むより楽しいのであります。

あとは原書房とか。原書房の軍事はもう定期購読したい。

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ちなみに今読んでいる本は恐慌の罠―なぜ政策を間違えつづけるのか【PR】

需要と供給のグラフが出てきて、そのグラフが波打ちだすと頭がついていかない。ただ、読んでみると、竹中プランと小泉改革が失策だったってようやく理解できました。j

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【今日のブラウザ】

Amazonのサイトが新しくなっていた。ただしFireFoxで見たときだけ。

http://www.amazon.co.jp/

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【今日の英語教育】

Firefox対応プラグイン - goo 辞書
便利なプラグイン発見。こんなのがあったら、学生時代もっと英語を勉強していたに違いない(なわけない)

長野の高校生は電子辞書を使っただけで、教員にブチブチ厭味を言われる。記事のアーカイブも残さないような新聞がある地域だから電子機器アレルギーも仕方ないか。

県内高校生に広がる電子辞書 英語授業 教員側は懸念

4月23日(水) 信濃毎日新聞

県内高校の英語授業で電子辞書を使う生徒が増え、教える側には戸惑いも浮かんでいる。学校によっては生徒の8割が電子辞書を選択。教員は辞書を引くことで養う総合的な学習力が身に付かない-と懸念し、少なくとも1年生のうちは普通の辞書を使うよう指導している。

教育関係者ってケチなのか。

坂道の多い地域で変速機梨の自転車に乗れって強制してるのと同じ匂いがする。使えるものは何でも使えばいいのにね。

使えない人と使える人の差が広がるのを懸念しているならそういえばいいのだし、電子辞書で勉強してる人が、紙の辞書で調べたときより劣るならその対策をするのが教員側の仕事じゃないのか。(あれ、俺、えらそう)

電子辞書組みのほうが点数が悪いってデータがあるならやり方を研究するのが教材研究が大好きなんだからやればいいだろう。辞書で発音記号を覚えても、電子辞書の読み上げ機能で発音を学んでも同じだろうに。

現場は面倒くさいから「全員紙にしとけよ」って言いたいのか。もう、学校は増員して事務担任と教務担任を分けたほうがいいと思います。

渡海文科相:前向きな姿勢…小3からの英語必修化提言に – 毎日jp(毎日新聞)

まあ、だめだな。予算がないから。国政が敬老会の老婆心で決まっていく今日このごろ。

早くから英語嫌いを量産、九門式が英語を始めそう。

子供の時間を奪うのがおじいちゃんは生きがいなんだろう。

洗脳支配ー日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて