ビデオカメラ安定装置の改良について

自分の自作装置の改良について。

【アーム】
全面改良を考え中。太いパイプを曲げるベンダーが届きました。
今の装置(AL-03)は12ミリを2本。
今度のベンダーは直径16ミリのパイプが曲がります。
16ミリ1本でマーリンの弓型アームをつくると丁度よいと思ってます。

カメラを乗せるステージとアームをどう繋ぐかが問題になります。
溶接しないならネジ留めが単純で無難。
仮に16ミリを2本使って、今まで通りの平行アームを作るとやり過ぎになりそうです。
平行アームはカメラステージとジンバル側の固定台座の新設が必要なのでやや面倒。
でも1本だと固定部分がねじれたり回転するので作り方に工夫が必要です。

台湾オフの人が作っていた自作機で、弓形の縦パラレルがあった筈。
YouTube – 穩定器體驗營
3番目に出てくるモデル。前後に2本弓を組んだモデルです。あれはよさそう。ジンバル用の板とカメラを乗せるステージ用の板を作って、フラットバーをネジ留めしてます。あのカタチなら剛性も出るし自由も利くし、上手く作ればアームの半分で分解も折りたたみもできるでしょう。

板で良いのか。あ、チューブベンダー要らない?

【フリーベアジンバル】
自作ステディカム・オフで、先入観のない人に使ってもらいました。
撮影した動画を家でひっそり検証。揺れがどうにもとまりません。
フリーベアとユニバーサルジョイントが、具体的にどう違うかやっと気がつきました。

両者は「抵抗」がちがいます。

「点で支える」ユニバーサルジョイントなら細かい動きは拾いません。他方、「面で支える」フリーベアなら細かい動きを拾います。両ジンバルを自分で作ったので、特性の違いを子供のように生暖かい目で見ていました。揺れるのは自分の使い方が悪いなかなとか。

しかし、初めて触る人に使い比べてもらうとフリーベアのほうは揺れが止まりません。これは愛情や経験でどうにかできるものではなく、構造上の問題です。

ユニバーサルジョイントと同じオモリを使う限り、フリーベアでは揺れるのです。

原因はオモリ不足です。

下のオモリを足せば解決するでしょう。これはまた後ほど。

【グライドカムタイプ】
ジンバルの材料になりそうなアルミリングを入手。そのうち作ります。

グライドカムタイプの軸とオモリを載せる台は、建設座金を改造して作る方法と、ジョイントする方法、折りたたみなど幾つか試案があります。

まだ構造の部分でまとまらないので思案中です。
単純に作った方が扱いやすいので、簡単に作れるようもう少し考えてみます。

・追記・
たぶん材木で作ります。アルミのジョイント、フランジなどを使っても作れますが既存の金物ではどうも重いので木にします。負荷のかかる部分で、ある程度の強度と剛性を取りつつ軽量にするには材木が一番。アルミ削りだしも魅力ですが、加工を頼まないといけないので自分でどうにかします。