オバマ大統領の就任演説

【今週のテレビ】

オバマ大統領の就任演説は良くできた作文。

だってこの人政治家として何もしてないわけでしょ。付いてる作家は27歳で、じゃぁこれからどうしたいのかが曖昧。これといった主張がないのに「演説」だけはうまいという日本でもいたよ。そう言う政治家。

イラクの撤退は良いことかもしれないが、いままで散々引っかき回しておいてどうするつもりかわからないし、問題は山積み。なにより経済を上向かせるのが大前提なのは辛いと思う。

目玉は「グリーンニューディール」だろう。環境に注力するというが、これまでの原子力政策を全否定だ。ついでに内燃機関も否定するつもりか。もうすぐエンジン付自動車がダメになる。

電気自動車に転換するとして、どこにその資金があるんだろう? 日本から供託金をだせと脅すつもりではなかろうか。技術だけぶんどるのもあっちの自動車大手が転んでるから合併も難しいだろうし。国策としてビッグスリーを買えと脅かしてくるかもしれない。そのときは自動車自体が最後だが、そのときは公的資金を入れるつもりだろう。もし今の政権が持てばね。

仮定の話ばかりで申し訳ないが、もしアメリカの「グリーンニューディール」が発動したら、旧来の日本が伝統的にまもってきた田中角栄型の政治が破綻すると推測している。たんにメンバー「チェンジ」するだけで生存できるか?

古くさい政治家は今まで通り残ろうとする。だが、今の政治家の顔を思い浮かべて欲しい。あの顔で新型の環境政策に対応出来るだろうか。政府と官僚と企業が持ちつ持たれつの関係で成り立っている今の社会は、次の一手を売った瞬間ほころび始めるような気がする。

グリーン・ニューディール – Wikipedia

きっかけは些細なことだ。

家の屋根にソーラーパネルが載ったらお仕舞いだ。エネルギー問題は国がすべきことで個人では出来ないと信じ込まされた人が、自家発電できるようになる。すると、電線が邪魔だとか内燃機関は空気が汚れると絶対言い出すに違いない。

疑問を持たずに国に任せていたことを自分でできるようにると市民は政府の言うことを聞かなくなる。いままでのいろんな嘘が白日の下にさらされる日が来るかもしれない。そのときは政治も変わってるだろうから、おもってもいないような大きな会社があっさり倒産スルだろう。今年は市況から目が離せない。

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