マジメに作られると困る

ASUSは台湾のパソコンメーカー
クローズアップ現代(2009年2月4日格安家電が押し寄せる)をみてたら、ASUSの本社がでてました。平均年齢29歳の若い企業です。

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ASUSは低価格ノートパソコンで日本を着々と進行中。社員が若いから、若者の感性で商品開発が出来、広告の打ち方も的を射ています。

対する日本の某メーカー。販売局長が50代中盤。開発担当者が40代。できあがるのが10万円台。品質に絶対の自信があるがゆえに製品は高止まり、敵がパーツメーカーですから勝負する前から勝負が付いているように見えました。

たとえ話が下手なのでわかりにくいかもしれませんが、あえて喩えるなら「農家がやってるレストラン」と「ファミリーレストラン」の差とでも言いましょうか。「漁師のやってる寿司屋」と「回転寿司」では勝負にならないのです。

こっちの負けだと思います。勝ち目はあるのかもしれませんが、自分の都合ですすめる高級化路線は見向きもされませんね。だって2500円の高級牛丼とか売れると思いません。肉が高いんだと言われても、食べませんよね。そのあたりの消費者心理がわからなくなったら退場して欲しいのですが、自動車開発の現場も家電の開発現場も案外わかってらっしゃらないのでしょう。

開発部門の男女比率とか、年齢配分がおかしい会社が作ってる製品はピントがずれているのでわかります。