ゆっくりとした自死

新車買い替えに1台最大25万円の奨励金…追加景気対策 : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

景気刺激策は「カンフル剤」。

普通車で25万、軽で12.5万の補助が出るけれど、販売増による効果はあって数年です。

本来は製造過程で削るべき25万円分を労せずして儲けるから、自動車会社は努力しなくなるでしょう。稼働しない新工場建設の赤字補填を国が肩代わりしているだけです。建設的なことは何もしていません。

電気自動車の普及と同時に、既存の自動車会社が無くなるでしょう。バッテリーの改良と法改正が終わった時点で、部品メーカーとか浜松の小さな会社が車体を作り始めると予想します。群雄割拠で面白い時代が目の前にあります。

昔「○○自動車」ってあったよと、そのうち若者に説明する日がもう5年後と予想。

【なぜ自動車だけ?】
妙な方策だと思うのは私だけでしょうか。第一、補助金がなくなったときに突然売れなくなる件は?そのときどうするのでしょう。また自動車業界にだけ有利な施策は、公金の使い方としておかしいと思います。

車がないと生活できない「地方の選挙対策」にみえてしまいます。でもそれはきっと私の目が濁っているからで、政府がそんな汚いことを考えているはずがありません。新聞を読んで車を買って選挙に行く人たちは、補助金をもらって喜んで車を買うと思います。

都市部の車を持たない若い世代は何のメリットもありませんから、都市部で選挙に負けるかもね。いい加減自分に有利になるから票を入れるって仕組みはやめてくれ。

政府が補助金を出そうとおもうのは、出してくれと頼まれるから。「頼んじゃう業界と受け取る業界」は、そのつけを予想もしない形で払うことになるのですが、とりあえず儲かるうちは、彼らは気がつかないのです。