起点の違い

【最近のお笑い芸人】
「オンエアバトル」の決勝の感想。昔の方が層が厚くて面白かった。「お笑いブーム」を見てそれを目指してくる人と、「お笑いブーム」の前からお笑いをやっていた人の違いでしょうか。「ツービート」を見て漫才を始めたこれまでの芸人さんと、「ノン・スタイル」を見てこれからお笑いを始める人の差とでも言いましょうか。まるで違うモノを見ているようです。

【ネット作家】
2009年4月27日の朝日新聞で評論家の松原隆一郎氏が「ネット出身の作家の文章は文意が取りにくい」と書いてました。表現はもう少し軟らかかったけど。

自分を含めて、素人の文章は読みにくいですね。
趣旨をまとめて書き直して丁度良いくらい。
最初から一発OKの日記が書けるのはそれだけで才能です。
そのような「才能」は道に落ちてないしデパートでは売ってい無いので困ります。

本屋に行くと「美文の書き方」みたいな本はありますが、
その本がときたま読むに耐えないのはなぜなのでしょうか。
私とは目指す場所が違うのですか。そうですか。

【美文の作家】
職業的作家や、息の長いフリーライターの「文体」は見て分かるくらい綺麗です。
綺麗なあれと、自分のそれに差があるのは知っていますが、
どうすればああなるのかは皆目見当が付きません。
ちょうど、東大合格体験記とか読んで、「でも自分は違うし」と思うあの感じ。
センター試験の国語とか点が取れるようになっても今更うれしくないけどさ。

【行間に何があるのか】
おそらく文章の裏側にあるモノが綺麗に出せるかどうかにかっている様な気がします。
それは、料理屋さんが材料からメニューを作ることや、
大工さんが材木から家を造るのに近い作業なのかもしれません。

間違っているかもしれないけれど、そう考えないと全く想像が出来ません。

【職人的】
煮物のうまい食堂のおばちゃんと価値としては一緒なのかも。
つまるところ、職人的な奇をてらわない方法が良いですね。
あとは「リズム」と「文体」か。

・・・説明が足りないし、そもそも推敲が足りない・・・