柔道の国際化について

昨日のオリンピックの柔道男子軽量級。
判定がひっくり返った理由がかわからない。

どうして最初に負け判定がでたのかが分からない。

解説を聞いてみると、「攻める姿勢」が加算ポイントになるらしい。
やる気がないとみなされると、糸巻巻の動作で指導が入る。
指導はイエローカードで三回で有効一本分。

ひじょうに日本的である。見た目の積極性が事実より優先されるのかもしれない。

「有効」も分かりにくい。

一本には満たないが、なかなか良いね!ということか。

外国には、そんな曖昧なスポーツがあるのだろうか?
柔道はサッカーのように結果が即見える球技とは異なり
芸術点が半分の、フィギアスケートは柔道的かもしれない。

印象で点数がつく点が、非常に「日本的なスポーツ」である。

情に訴えるというか、陪審員制度的とでも申しましょうか。

見るとはなしに見てしまうオリンピック柔道。

外国人、特にロシア系の柔道は首のうしろ襟である「奥襟」をとりにきます。
まるでレスリング。
海外の、奥襟をつかみにくる柔道に対して有効な策を打てない国内の柔道は立ち遅れて見えます。

それに比べて、いつのまにサッカーは国際化したのでしょう。
あんなにキレイにパスが繋がって、点を取りにいくサッカー代表を久しぶりに見ました。

国際化というのは、どんな敵が来ても強くなくてはいけません。

多様性に対応しきれないことが、日本柔道のいいところであり、弱点でしょう。

もう、ロシアとかホイスグレーシーとか、山下の痛んだ足を攻めなかった人とかを呼んで
コーチの側を国際化してもいい時代なのかもしれません。