結婚する方法

30代独身女が結婚する方法

スタ☆メン図鑑「結婚できてない女(仮)」
(前略)今の「結婚できてない女」たちは、ポジティブに自分の人生を楽しんでいるようだ。今回はその30%を超える数値を構成している30代未婚女性たちを取材し、彼女たちの価値観、結婚観を覗く。
番組を見たよ。もし結婚するならフッキーが良いなあ。でも実は阿川さんがいいかも。最近、年上の才女と一緒にいるほうが幸せな気がしてきた。だって、フッキーパパは元野球選手でしょ?話をあわせるのが大変だしー。ごめんね、フッキー、僕は阿川さんを取るよ。公式サイト 月刊吹石一恵 フッキーの夏休み

特集では、30過ぎて独身の女が二人登場。

ひとりは親が経営する不動産会社を手伝う行き遅れ。留学経験のある才女らしい。美人といえなくも無いが、人として魅力が薄いの。

もうひとりは百貨店相手に販売戦略を練るプランナー。いかにもいい女ぶってひとりでバーに入るんだって。ひとりでスキーに行く僕が言うのもなんだが、「バー」は悲しいだろ。「バー」は。

「あちらのお客様からです」と、手元にカクテルがくるのを夢見てるが、夢を見ている間に歳だけ喰った感がある。もし本当にそれを成立させたいなら、横須賀あたりで軍艦の入港日を調べるといいよ。海自の制服が嫌いじゃなければ。

番組後半プランナー女は「友人の結婚式」に出向く。プランナー女は「他人の結婚式」に関してベテランなので、司会もプロ並。ちょうど森繁が弔辞を読みすぎたような、名人の域に達していた。名人というには味わいが無いけど。

プランナー女に限らず、人間臭さが無いのは損だよね。男は女の女の部分だけ見て選んでるわけではなくて、人間も見てるんだよ。30の独身女ってその「人間の部分」を置いてきぼりにしていると思う。女は磨いても「人間」としては薄っぺらくみえる。

プランナー女いわく、
「劇的な出会いがあれば、(今の快適な生活をすてて)結婚するかも」

そんなあなたは毎朝トーストを咥えて曲がり角を飛び出すべし。

◆結婚したい独身女に、僕からの提案。

30男を落とす方法を教えて進ぜよう。

とりあえず、俺を落とすなら。

スキー場の食堂でお昼を食べてるときに、「おにぎりひとつどうですか?」という。「梅」か「ゆかり」ならその場でプロポーズだな。シャケのときは考えさせてくれ。

あとは「一緒にサイクリングに行きませんか?」コレ利くね。

「今度神田の古書祭りに行きましょうか」

「ビリーマイヤーの本読み終わったから貸してあげるよ!」

とか。まあ、そういわれちゃったら俺も年貢の納め時かなと思うわ。

斯様に相手の懐に飛び込んでしまえば意外に勝負は早いのです。30女は30男のツボを外して、自分の欲望の赴くまま「バー」のカウンターにひとりで座ってらっしゃいますが、そこに男はいないのよ。

俺が女子だったら、鉄道とかサバイバルゲームとか、絶対に女子率の低い場所に入りこんでいい男を捜すな。無敵じゃん?相手の需要に合わせて自分を変えれば20代の若手に勝てるんだけど30の独身女は男が自分に合わせるものだと決めてかかるから、新人OLに男を軒並み取られるのさ。

罠を仕掛けるなら、「バー」の端っこの席ではないぜ。天文サークルに入ってさあ、

「夜ひとりで観測するのは怖いので、一緒にってくれませんか?」

って言えば良いじゃん。理系の天文オタは確実に落とせるね。お勧めはつくば周辺。研究者は軒並みコレで落ちる。保障します。あとは、バイクだね。大型に乗ってメットを取ると女子って。歳は行っててもバイク女子ならOKなバイカーは少なくない。

「自分のことをわかってくれる人が少ない」と嘆く前に、自分が他人のことをどれだけわかっているのか一度点検したほうがいい。僕は相手の需要にあわせて割りと平気で嘘をつけるのだけれど、「なぜ嘘をつかなきゃならないの」と悩んでいるうちは永遠に独身だろうね。

なぜ俺がこんなに偉そうかといえば、今すぐ「染色」とか「編み物」とか女子率の高い趣味を始める準備が出来ているからなのさ。モテすぎてこまるからやらないけど。