カニ目レンチを製造する

同じ金物
同じ金物

クランクのカタカタを修正中。

カップアンドコーンのBBは、やっぱり緩みっぱなし。

カップアンドコーンは玉あたりの調整が必要です。
リテーナーつきベアリングを押して、軸の円錐を押さえつけます。
両方向から中央の膨らみに向けて押し付けるので、押しが弱いとガタ付きます。

先日工具専門店でみたら丁度よいカニ目回しはありませんでした。

【道具を作る】
引き出しを開けたらL字金具見つけました。
200円くらいの、長いスリットの入った金物です。
4ミリ厚の鉄板を15センチほどの横長のロ型打ち抜い抜いて
10センチ目くらいをL字に曲げたものです。

その曲がった部分を1センチほど残し、万力に挟んでカナノコで切り落とします。
切り落とした部分はヤスリで整形し面取りをします。

10センチほど松葉状の携帯用カニ目回しが完成。

クランクを付けたまま隙間に差し込み、BBのカップについた溝にツメを当てます。
ネジの向きを確認し、ゆっくり締めてみました。
カップのネジは簡単に回りました。
抵抗があるくらい強く締めるとクランクが回りにくくなるので少しゆるめます。

マシ締めとか難しいことは出来ませんが車載道具なら合格。
調整したのに試走してみました。
ペダルを回す抵抗が一定になり、快適になりました。

自転車カニ目用専用工具。
これでもいいけど、クランクを外さないと。

【クリーニング】
左ペダルは面取りして広がった四角穴がまたカタカタしてました。
マシ締めで対応するが、根本的解決にはなりません。

面取りではなく、取り外しようのネジ穴が狭いためレンチに当たっているような。
レンチで締め切れないからか、ネジが緩みやすいのでしょう。

左クランクを外してクリーナーで清掃。
取り付け用の台座つきナットの取付面が削れていたので右と交換しました。
この部分がしっかりクランクにかみ合わないと回ってしまうのでしょう。
ナットもネジも本体と接する部分に油がつくとだめらしい。
クリーニング後にマシ締めするとカタカタは無くなりました。

ついでにペダル取付軸、チェーンの汚れを落として完了。

道具を作ることがたのしくなってきました。買わなくても良い物は買わない。