ゆとれば

夜ねようと思いつつラジオのニュースを聞いていたら、地下鉄丸ノ内線で爆発のニュースが流れてきました。

すわ、クサカジロウか。

草加次郎事件 – Wikipedia

ついに革命分子が蜂起したのか、それとも愉快犯か。どらちにしてもあまり関係ないなあと思いながら寝ました。土曜日は昼間家におりませんで、ネットで情報を拾えずいまようやく詳細をみています。

アルミ缶に業務用のレンジ周り洗剤を入れて持ち歩いたら爆発したようです。強アルカリ洗剤がアルミを腐食させて水素ガスが発生したんですね。わたしらおっさんからすると、アルミにいれるなよと。

20代女子は中学校のイオンが分野ごと消滅してます。薄い本で勉強した世代なので「アルミ」が酸・アルカリの両方とも行けるバイな金属だと知らないのでしょう。アルミ缶の内側には樹脂の薄いコーティングがあります。コーヒーの空き缶とありますから、おそらくアルミの広口のネジキャップ付きのコーヒー缶を使ったと推測されます。

レンジ回り洗剤は性質が強いのでアルミ缶のコーティングが次第に溶けてゆきアルミがむき出しになれば最後に爆発します。金属を使った時限式の装置は有効で、金属の溶ける早さを金属の厚みで調整できるので具体例は知りませんけどテロでは使われる方法なのだそうです。

ゆとり世代の女子ですからきっと時限装置の作り方も知らないのに、やってしまったわけです。より薄いアルミ缶であれば、爆発するまえにアルミ缶のどこかに穴が開きます。その点日本製の缶は空き缶といえども優秀。

なにはともあれ勤め先の洗剤をもらってくるって感覚が良く分かりません。普通に家庭用の洗剤で十分です。レンジ回りがあまりに汚い時は、洗剤よりも金属ヘラのほうが便利だったりします。レンジ回り洗剤なんて買っても数百円ですから、扱いにくい業務用を職場でもらう必要はありません。