お手本がない

手元のフィルム用の一眼レフをカメラスタビライザーに載せて実験しています。結論からいうと、普通に載りました。大型のムービーカメラは難しいとおもいますが、GHシリーズはなんとかなりそうです。いままで、一眼用は別の形にしようかなとスケッチしてました。どれも没案。おもえば、いまの形を作るまでにでてきた没案をもう一度書いてるだけで進展がありません。

普段コンデジを使っています。そこに一眼レフと、ちょっと大きめの液晶横開き型のハンディカメラ用にスタビライザーのせると、強度不足の問題が生まれます。生まれるのですが、載せたらのりました。

強度以外にもカメラの重心とカメラネジのズレが問題となります。通常穴あきの板で重心のズレを補正するのですがその板が妙に高い。たとえばマーリンのカメラを載せる板。薄い板に取り付けレバーを付けたものが80ドルくらいしてます。

そんなものは買えませんので、それ以外の方法で一眼レフを載せる方法を考えてました。いろいろ考えてはみたのですが、以前作ったアルミと樹脂のカメラステージで搭載できました。要するにカメラのズレが補正できるなら、形はどうでもよいみたい。問題は強度。重いレンズを付けて載せるとダメ。たぶん、フルサイズのレンズ交換式を載せると歩けますが走れません。走るとしなるでしょう。

パイプを太くすればよさそうです。20ミリを取り寄せて曲げてもよいのですが、強度はそう強くなりません。この部分でどうどうめぐりしてます。ただ、作れる可能性を表にしたら、取捨選択で方向性が固まりました。なんでもできるからと思って作り始めると何もつくれません。予め作れる可能性をリスト化して潰して行きました。すると、普段使っているいつもの方法にちょっとだけ工夫した形が生まれました。イラストにしたら妙に落ち着いて、現物も作っていないのにしっくりします。のちほど作って実験してみます。

形を決めるだけでどうしてこんな、いらぬ苦労してしまうのか。海外の人たちがぜんぜんその部分を作っていないので最近は検索すらしません。なぜ作らないのだろう?と考えてみると、彼らと私の考え方が違うみたいで、同じ日本製カメラを使っているはずなのに同じ作り方をする人が少ないのです。

だからマネしようと思ってもお手本がなくて困ります。