初心に帰るのは難しい

部品をたくさん作ったら部屋が町工場みたいになってきました。
工作室がキッチンを圧迫して食卓にアルミ部品が落ちてます。

部品の発注を掛けて実験機を複数作っています。

MFT2012の人出を田舎の夜祭り程度とナメてかかってるのですが
公式の出す情報をみるとコミケとかワンフェス並みと見たほうが良さそう。
両方行ったことないけど。たしかに去年も千客万来でありました。

機材に関してですが、人の意見は私の考えと逆。

軽くてデカイ装置がいいと思うんです。

よその人は、重くてもいいから小さいものが良いらしい。

確かに、運用上小さいほうが有利です。持ち運べます。
ただ小さいと映像には問題が出るので悩みどこです。

軽くてデカイのがいいと思うんですが、きっと扱いは難しい。
でかいものが初めて使う一台目に適してるかどうかで云えば不適格かもしれません。

そこで、自分の過去を振り返ってみました。
tubebender |Making Camera Stabilizer
これだけ作って、初期はマーリンタイプばかりです。

ジンバルの自在継ぎ手もふつうの駒形ユニバーサルジョイントで中央に立方体のコマが入っています。スレッドの一般的な多重リングやリングとフォークを使うタイプは、私の場合ほとんど使ってきませんでした。

つまり、マーリンタイプを散々使って使いこんだ経験があって、今の風で飛ばされるような、膝をゴツンと当てると跳ねあがるような軽い大型機を運用しているわけです。最初から長くて軽いものを作っていたら、はて、使えたかどうか。

お客さんに軽くてデカイのをハイと渡して使えるかは未知数。それなら、小さくて重くて、まあ揺れるにしても使える可能性が多少なりともあるものを出すのがサービスかもしれません。

調整が簡単なものが良いのかも。

この期に及んで設計のコンセプト変更・・・