文庫化上等

読書習慣開始。17ページめに、重要であるはずのヒロインが誤射でしんぢゃういつもの展開。

巻末の作家一覧をみると、私が生まれる前は漱石に並ぶほどの大御所の作品しか文庫化されません。
いまのように何でもかんでも文庫になるような時代は当時想像もできなかったでしょう。
私もいまだに文庫は、文庫化されるくらい上等なものと解釈していますが考えが古いみたい。

出版点数は他国に比べ日本は昔から多いと聞きます。
今は多すぎるような気がします。
正直、読む本が半減しています。読みたくなる本がありません。

50年余りに渡る書籍のジャンル別出版点数動向をグラフ化してみる:Garbagenews.com
私が古本屋通いを始めたころに比べ出版点数が倍になりました。
そりゃ、もう供給過剰ですよ。人口が倍になってないのに。

売れないのに作りすぎれば、夏場の豊作農産物や豊漁水産物のごとくツブされてしまいます。
再販制度のおかげで本は「森にお帰り」ができますが、安易に作りすぎるのはいかがなものかと。

好意的にとれば多様性ですが、たくさんあれば欲しいものがあるはずなのですが・・・