スキーの副効用

雪山に行かなくなりました。あの頃の情熱はいったい何だったのでしょう。
スキーに時間と資金をつぎ込んだはずですがスキーはうまくならずじまい。

スキーはいろいろなことを私に教えてくれました。

スポーツは身体能力の高い人には勝てません。
私は運動は得意ではありません。
多少器用な面もあるのですが、意気地なしで速度限界を超えると怖くなる性分です。

スキーそのものより、副作用で学ぶことのほうが多かったかもしれません。

副作用 その壱
安い車で走り回った結果、運転がすこしうまくなりました
昔は助手席に誰かをのせるとダッシュボードにしがみつかれました。
Aピラーに持ち手が欲しいとよく言われたものですが、いまはかなりの安全運転です。

副作用 その弐
鼻濁音が使えるようになりました。
オーディオが壊れた車は運転に飽きます。
飽きて歌を歌っていたとき、ふと車のノイズにあわせて音を同調させる遊びを始めました。
腹式呼吸は大切です。

スキーに関係なし。

結局、スキーはうまくならず。

スキーの技術体系を人に聞かずゼロから理解したことはなかなか興味深い経験で、いまほかのことに役立っています。