ケーズデンキ水戸本店
ケーズデンキの本体。常陽銀行も本店営業部なんて言い方をしてます。茨城の慣習?
戦時中陸軍の吉田飛行場のあった場所の近くに立っています。私が高校生だった1990年台までは原野。杉の林が生えていて、ここに道路を作ることすら信じられず。
いつの間にか丁字路の交差点から茨城町側が整地され、茶色い赤土の空き地となり、奥の杉の木の緑と青い空とのコントラストが調和していました。
しばらくするといくつかのお店ができ、そのうちいつのまにか本店が完成。
1970年代本店は、水戸下市の天狗納豆と和田質店のすぐそばにあったちいさな家電ショップ。
1990年代前半他店舗展開していく途中で水戸駅南口そばにビルが立ち、そこがしばらく本体だと思っていました。
1990年台後半なんだかお店がどんどん増えていきます。ヤマダ、ケーズ、コジマの「YKK」戦争といわれたのがこの頃。
パソコン部品などが高価で収益性が高かった。
2000年代YKK戦争が続く。桜の牧の先のほうににPCデポができた。ヤマダ電機は来店ポイントとスロットによるポイント増額で集客を続ける。コジマは地味。
2010年代ケーズデンキ水戸本店からほど近くに昔からあったコジマデンキ水戸笠原が本気を出して大型化。
ところで水戸本店っていつできたの?
2013年にDEASという本店の本屋さんがなくなってしまって、それ以来足が遠のいています。よく考えると私は家電買わないし。パソコンの部品をたまに買うけれど、いまとなっては駅のビックカメラに行ったほうが近いのです。
私に限って言えば、ケーズとビックを比べると坂道を上るのが面倒くさいのでビックカメラです。川沿いの平地をすすむとそこにビックカメラはあります。一方ケーズは水戸駅前から広がる平地部分ではなく、吉田の台地を登った先にあります。
出入りに関する紆余曲折
国道と交差点の角地にあります。先述のようにもともと丁字路だった場所を開墾して道路と商業施設を作りました。そのため交差点の構造がいささか歪んでいます。
国道6号が北東から北西に延びて北を上にした地図上では×型です。ここでは把握しやすいように東西南北、南西などとは言わず上下左右で表記します。
これが直交する×なら問題ないのですが、古くからある国道50号との接続が斜めです。あとから作った開拓部分、×の右下で国道6号とは直角に交わります。つまり、交差点の中心に対して交わる道路が真っ直ぐではない。
すると、特に右下の、けやき台(南東側)から交差点に進入すると対抗する右上(国道50号)からの直進車が、交差点の丁度向こう側にいる右折車のために見えなくなります。
けやき台側から右折して日立方面に進むときはほぼ、矢印信号でしか進まないため夕方は渋滞します。あと始終交通事故が起きています。
日立方面、勝田の市毛からケーズデンキ水戸本店に侵入する場合いくつかのコースがあります。一般的なのは交差点を過ぎ、となりのパチンコ屋の駐車場を通るコースです。このコースはオープンした当初はありません。開店後五年くらいたってできたコースで、そのコースを有効にするために交差点の中に一方、左折用のレーンができました。
茨城町方面、×の左下から来る場合はUターンしてパチンコ屋の駐車場を通るか、右折してグランステージ水戸を左手に見ながら斜めに回り込むことなります。目印は最初の右折後交差点の信号を再度右折。ピンクパンサーというゲームセンターがあります。このゲームセンターはもともとスポーツのアルペンの遺物。色は当時の青からピンク色に塗り替えられましたが、アルペン独自の三角形の外観がいまでも残っています。
国道50号側(左上)からの進入、茨城町側からの進入も上記のいずれかになるので省略します。
ほかにどうしてもその方法はイヤだというならば、国道6号のケーズよりやや西側にある丸亀製麺の横にある細い道から入る方法もあります。ただ、これはおそらく出入り業者も使いません。
軽自動車がすれ違うどころか、自転車と歩行者のすれ違いでも気を使う場所です。
駐車場に入る鬼門がひとつ。本店の敷地に入る手前の交差点が変則的です。
できた人版で言うと、古い畑の区画の場所に陸軍が飛行場を作って、戦後、畑の一部を所有者が住宅地として開発。その開発したときの道路の向きと吉田の飛行場と国道6号が絶妙に調和していませんので、その結果として本店の敷地に南側から進入するときは変な森の横から出てくる車と、狭い入口で敷地から出てくる車を気にしながら進入する必要があります。
面倒くさいので手前にある第三とか第四にあたる駐車場をよく使うので、同乗する友人に不思議がられます。もうちょっと区画を整理して開発すればいいのですが、陸軍の接収からしてやや強引でしたので負の遺産と思うことにします。