ペンキ塗りとちいさなヤスリ台

カメラ機材のペンキを塗りました。

下準備として木グリップ節穴隠しにプラスチック用の二層式パテを練り込んで埋めます。アルミの部品は角の面取りをかんたんに済ませます。マスキングテープが切れたので100円ショップで買い足し。細いうす色のラインを入れるためにマスキングテープで5ミリ幅の隙間を作ります。まずは黄色のペンキで塗ります。速乾性の油性ペイントを使ったので他の作業をしている間に乾いてしまいました。

つぎに黄色の幅5ミリの線を残して他の部分を黒く塗ります。この境界線の作りかたが難しく、ペンキの上にペンキを載せると含まれる溶剤が先に塗った色を溶かしてしまいます。そのため、今日はわざとマスキングテープを7ミリ幅にしておきます。細いテープは古いちいさくなったテープに材木に線を引くケガキでキズをつけて細い幅のテープを生み出します。

乾燥した黄色い5ミリの線のうえに7ミリのマスキングを貼り付けて、こちらも同様に速乾性の黒のペンキを載せていきます。あらかた乾燥したところでテープを外すと、テープの下に潜り込んだにじみがいくらかあります。ただ、黒のペンキは黄色の線を侵していません。境界線は木の地肌が見えていますが、黄色が膨張色なのでただの黄色と黒に見えるはずです。Webサイトのボタンの作り方で境界線のマージをつくっていたのがこんなところで応用できました。

黒のペンキを多めにだしてしまいました。

余った分はほかのカメラ機材の細々とした部品の再塗装に使いました。それほど塗る面積がありません。

最近錆びてきた自転車の鉄製チェーンリングガードの側面を塗ることにします。側面はリング銀の小皿の外側が黒で、黒の中に金色の細い線がデザインとして入っています。このラインを残して塗ってみたのですが途中で諦めました。黒い部分は全部黒にしました。

それでもペンキが余ります。ペンキ剥がしのコテのグリップを塗ってみました。先ほどのカメラ機材のグリップも、ピンポイントでしか塗っていなかったので全部ぬることに。ジンバルも鉄のフォーク部分はあっさりと錆るのでペンキが剥げる角の部分に塗装を載せました。さすがにもうペンキがなくなりましたが、最後の最後に作業台に付けた板の突き出しを着色しておきます。薄いと言っても2センチほど厚みがあるワンバイフォーの板を、作業台からワザと飛び出すようにネジ止めしてあります。よく時計屋さんや宝石加工の人が使っているちいさなヤスリ台を参考に作って見ました。なかなか便利です。