Maker Faire Tokyo 2014 出展に関するメモ

イベントが済んだ途端にもう来年はもうやらないと誓うのですが、誓いはかんたんに破られて一年経つとネタが溜まりまた出展申請をしてしまいます。

今回はあにまるっさんとの共同出展となりました。

出展までのながれ

8月の申請時に、あにまるっさんに参戦を打診。事務局に私の機材とあにまるっさんの機材の写真を二枚送付。当出展ページにはあにまるっさんの機材が掲載されたので、世の中の興味は電動なのだろうなと思いつつ準備を進めました。準備を進めるうち、180センチの長机に二人立つことが狭いと分りました。そのため、当初の5台持ち込みをやめて、普段使っている縦型(スレッド)スタビライザーと、三日前に気分で作ったネタモデルの2台を展示物としました。映像は7インチのタブレットで流します。

開幕までの準備

持ち込んだ機材を組み立ててバッテリーチャージャーをひとつ確保して私の展示準備はおしまいです。余裕があったので私は音楽フェアの会場横にあるラーメン店で昼食を取ることにしました。本気のトルコ行進曲?の中でラーメンが食えるほど神経は太くありませんのでフードコートから逃げて外のテーブルでビッグサイトの威容を眺めつつひとり豚骨ラーメンを食べました。開始前にゴム銃協会で遅延装置付の連発銃を試射し、その動きに感動しました。

出展開始

開始直後はのんびりした雰囲気です。となりのブースの前にも見学の囲みが出来てしまい、翌日展示位置を中央に寄せました。人気のため、ブラシレスを二台おいても体験コーナーは間に合わなかったかもしれません。

私のほうは小型ネタ機をまず体験してもらい、その後普段つかいの大型機を使ってもらいます。どうしても使い方の説明に時間がかかってしまいます。台数を絞ったこと、出展で見てもらう部分を狭くしたこと、機材のセッティングをわかりやすい形にできた以上3点がなんとか上手く出来て良かったです。

となりの音楽フェアが終わったからなのか、大豆豆腐フェアの流れなのか夕方急に混み出しました。この混雑は通路の動きが取れないほどで、当ブースでも機材を持って歩くことが無理でした。

二日目は10時開始で、初日に比べるとお客さんの入りはすこし余裕があります。連休中日の初日のほうが来やすいのかもしれません。展示機材はすくなくてもよいことが分りました。なにを提示するか主旨を明確にすることが大切です。二日目はお手伝いをしてもらったのでだいぶ楽でした。なぜか水ばかり飲んで、4回目にして初めて他所のブースを見て回ることが出来ました。はじめて会場でお土産も買いました。CNCと3Dプリンタとドローンが沢山。子供うけのしそうな展示が多数。

展示は順調でした。マーリンの調整方法、機材の作り方、撮影の仕方など。来ているお客さんの理解が早いので説明で困ることはありませんでした。ただ、その場でテンションが上がって、かつ疲れていたので正確になにを説明していたのかは怪しくなっています。

出展方法には、こんなオプションもありました。
1.プレゼンテーションがあります。イベントスペースで登壇してデモンストレーションをします。私たちの展示でもできなくはないですが・・・。
2.販売での出展。今回は無料のMaker枠での出展でした。販売はできません。販売枠は弐万円ほどです。
3.机なしの展示もアリ。2メートル幅で歩くスペースが欲しいのですが、あのブースの形ですと難しそう

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2014年のフェアは私が最初に思いつきで参加した7回目にあたる「Make Meeting Tokyo 07」に近い1.3万人ほどの入場者でした。たしかに初年度の混雑具合に近い印象を受けます。あのときは三人がかりで解説をやりきった覚えがあります。機材1台にひとり随伴します。1.3万人の全部を相手にするわけではありませんが、半日で数百人に解説が必要となります。

対応人数

今回、何人の方とお話したか分りません。ただ、私のほうは両面コピー、または二部構成の構造説明書を配りましたのでおよその人数が分ります。出発前日に200枚コピーしました。読みは当たり、およそ初日で180部ほど配布しています。ブースで体験したお客さまに配布しましたから、枚数と対応人数に大差はなさそうです。実際にはとりあえず紙だけ持って行かれた方もいますので、正味はすこし減ります。二日目はおよそ100枚を配布。追加分は帝国ホテル近くのコンビニで朝早くコピーしました。

混雑した初日だけで計算してみましょう。仮に180人とします。初日の開催時間は12-19時です。7時間に180人。1時間あたり25人です。時間で割りますとひとりあたま2.4分です。私のほうでこのくらいでした。あにまるっさんのほうはもうちょっと密度が濃そうです。お客さんによっては結構長話をしていましたので平均が2.4分つまり2分24秒ですが現実には2人組とか3人組を相手に5分くらいは話していたような気がします。メディア関係者もブラシレスジンバルには興味津々でした。

参考になるか分りませんが、出展に使ったものを以下に書き出しておきます。

展示に使ったもの

括弧内は(渡した数/用意した数)

  • 展示機材であるスタビライザー4台(正味3台)
  • 名刺(70/200枚)
  • 両面コピーの構造説明書(260/280枚)
  • 取材可能を示すカラーコピー
  • カメラで狙うテストパターンのA4白黒コピー
  • ネタマシンを展示するためのクランプ付の棒

準備はしたけれど、カバンから出さなかったもの

  • 予備のカメラ
  • USBモバイルチャージャー
  • 小型三脚
  • カメラの使い方を説明したカラーコピー

準備してカバンに入れなかったもの

  • タブレットを置く台
  • ローアングル撮影装置

準備が間に合わなかったもの

  • ブラシレスジンバルの説明書を私がなんとなく想像で作ること
  • 私の新しいデモ動画

あったらよいもの

  • 英語が話せる人材もしくは私たちの英語力
  • ブースで説明に立てる人複数

こんな感じです。広義の意味で映像を自作していますから製品版のオフ会チームと組んでもよいのかもしれません。むしろオフ会の自作部門として出ることが自然なことに思えてきました。

機材を使ってもらうという出展コンセプトは間違っていないと思います。

出展に関してはひとりではやりきれないことがあります。今回は私ではなくあにまるっさんの人脈のおかげで面白いほうに転がっていきました。ここまで来ると、次回はもっと本格的なデモをしたい。これはたぶん、三日たって体の疲れが抜けたからそう思うので、二日目の帰り道ではなにも考えられないくらいに疲れてしまいました。

テレビ東京の大江アナと、ライムスター宇多丸さんがきてたみたい。テレビカメラには気がつきましたが。わたしも二件ほど個人メディアの取材をうけています。

以後、このページで追記するかもしれません。