複製するは我にあり

久米宏 ラジオなんですけど
11/30は井筒監督が1時台の登場。テーマは日本映画。大阪で「仁義なき戦い」の舞台挨拶で深作欣二を見た話が良かった。2時台のゲストはパイプオルガンを作る人。水戸の芸術館のあれも作った方。構造が複雑で、倍音で唸らせるの方法を実演されたました。

雨降りで家から出られなくて、なんとなく考え事をしています。もう今年2014年もひと月を残すだけとなりました。今年やってやりきらなかったこと。それは、

3Dデータ

ソフトウエアをインストールしてはみたものの、そこで終了。今年は実用的ななにかを作ってプリントアウトサービスに出して、使うところまで一括でやろうと思いました。思うだけ。

歳をとると新しい技術よりもポータブル旋盤のほうが欲しくなるのですが、そこはぐっと我慢。

今年前半ぐらいまでは、世間が立体プリンタに夢がある話ばかりしてましたから、乗ってやろうとおもって頓挫したままです。我が家は台所の入口にポータブルドリルの台が据え付けてあり、作業台はいつでも使えるように常設しています。なので、パソコンの前にいて(!)ピコーンと思いついたらその辺にある端材で作ってしまうほうが早いのです。

それはおいといて、3Dプリンタを含む造形モノはプリンタを家に置かない限りランニングコストはタダです。汚れるのはマウスパッドぐらいで、手も汚さずに済みます。DesignSparkってのと、123D Designがパソコンには入っています。これを活用するといろいろ出来るのでしょうけれど、やっぱり面倒くさく感じるのです。ちょうどイラストレーターが使えなかったのに近い感覚です。ほかの画像編集ソフトは使えるようになりましたが、いまだにベジェ曲線は使えません。

習得するコストがどのくらいか換算すると、たぶん私がいま欲している造形物は一週間くらいでできあがると思います。

そう思うと、なぜ作らないんでしょう?利が薄いから?

最新の技術だろうと太古の神技だろうと、技術の一環だと割り切ればよいのです。あとひと月あるので、2014年のうちにCADデータを少なくとももうすこし使えるようにしておこうかと思います。また思うだけかもしれないけど。まずは自転車のハンドルに付けるライト台座でも作りましょう。懐中電灯はいっぱいあるので、自転車用のマウントをいくつか試作したい。材木で作ればイッパツで終わるのですが、まあ、そこは実験として。プリントアウトする物は飾るものではだめで、機能を要求されるものが良いですね。羽根の薄い戦闘機とか飾りものですと造形に秀でた方が沢山いると思うんです。でも、実用の機能を持った設計をやる人は案外少ないので、その部分を地味に狙っていこうと考えています。

いまふと手元をみて気がつきました。キーボードが改造してあります。親指シフト化に際して作ることに苦労した部品がありました。キーを追加するときにメカニクルキーの台座をアルミ板で削ったのです。キーの台座をイッパツでプリントアウトできると、改造キーボードがかんたんに作れるようになるかもしれません。なにせいまキートップカバーはボール紙。こちらも穴の開いたドーム型の薄板でつくれれば、ずいぶんきれいになりましょう。

身近な部品から設計してみようと思います。

自作のカメラスタビライザーが、長いこと弄り回して居るうちにあらかた完成してしまいました。それで次のネタは時流に乗ってプリンタかなと。Maker Faire で会場をうろうろしていたら、自分がその昔、ラジカセをばらして布団の下にスピーカーが仕込めるミニコンポにしたことを思い出しました。電子工作も楽しそう。ヘッドマウントディスプレーを使ってなにかイタズラが出来そうな予感がします。ただ、ああいう仮想映像が苦手なので、やるかどうかは未定であります。