蒸気機関車を撮影しそびれる

カメラをもって水郡線の橋のたもとにSLを撮影しに出かけました。考えることは皆さん一緒で、橋の降り口の道路沿いにたくさんの人が並んでいました。5分前に滑り込んで空き地に自転車をとめて撮影の準備をします。遠くから汽笛の音が聞こえ、水戸第二中学校の建物越しに走り始めの黒い煙りが立ち上がるのがみえます。ついで窯の温度が上がり、走行で拡散された白い煙が近づいて来ます。望遠をつけた一眼を構えて写真を数枚きりますと、シャッターが切れなくなりました。液晶画面をみるとなんとカードがいっぱいになったという表示。

蓋を開けると128MBのSDカードが刺さっていました。しかも100枚ばかり写真を撮影済み、ちょうど汽車が橋の切れ目から出るところで撮影中断なのです。予備のカメラは内蔵メモリに頼ったため、SDカードはなく、さらに内蔵メモリもいっぱいで役立たず。

なんでしょう、この手際の悪さは。先の百里基地航空観閲式のときは同じレンズ構成で予備バッテリーも持って行ったのに。

いつもは32GBのメディアを入れているのに、丁度ハードディスクの入替えで昨日の夜データの保存先に32ギガバイトを使ってました。抜いたときにたまたま手近にあった128メガバイトをを入れてそのままにしていたのです。中をみたら金属工作の手順が逐一撮影してありました。だからその場で消せなかったのです。

Maker Faire向けに実用的なメディアはビデオにに差し込んでました。それでたまたま128メガバイトが残っていたのです。いくつか条件が重なりまして、はるか遠くに映るちいさなSLの写真だけが手元に残りました。

土日に再挑戦しにいきましょうか?

正直気がのりません。電車は被写体として面白いのですが、どうもギャラリーが殺伐としていますし遠くから見に来る人の邪魔になりたくありません。ああいうものは本当に好きな人が愛でればよくて、門外漢は近づかない方が吉。