カメラと調整用のオモリ

カメラを乗せる部分
カメラを乗せる部分

【決定稿】
カメラを乗せる部分のラフ。一応の決定稿です。

いままでのエントリーでも紹介しました、2階建て方式、フリップ式、纏型上下調整ネジ付き以外にも案は沢山ありました。結局作る過程まで考えると複雑な機能はいらないと。四角い板に丸い穴を通すことが簡単で強靱で、使って便利そう。図が見えづらいのですが、正方形を面取りして左と下にネジを隠すように打ち込みまして、これにて完成とします。パーツ点数と加工数が一番少なくて、作ろうと思えばすぐ完成するでしょう。ワンバイフォー材で簡単に切り出してお仕舞いか。

【カメラを乗せる】
パイプと台の継ぎ方も頭を悩ませてました。
解決方法の1つにこんなパーツをご紹介しましょう。
TSフランジVP20

呼び径が20のパイプを固定するフランジです。呼び径20は外径26mmなので、取り付ける穴の部分が26mmになります。呼び径16、パイプ外径22のフランジを中ぐり25に加工するより、25のパイプをテーピングして26の穴に押し込んだ方が断然早いでしょう。呼び径25のパイプとそれ用のフランジを使うなら、25の内径が手に入るでしょうね。真ん中の軸を塩ビにするならそのまま使えます。お好みの方法でどうぞ。

ちなみに、真ん中の握りになる棒。先日のエントリーで紹介25と22mmパイプの組み合わせを取り寄せ中。これで伸縮部分を作ります。私は木の板を3枚ぐらい張ってフランジを自作しようと思っております。塩ビは固くて加工しにくいので木を使って好きな形を手に入れようかと。

使い方としましては、カメラを固定する穴でおよその重心を決定。微調整をネジとワッシャの脱着移動で済ませます。これ以上面倒は御免だ。

ジンバル兼グリップ部分はまだ今ひとつ決まっていません。ベアリングを2つ使う方法が有力。材木のフォークを使うと造形に自由がありそうです。加工はやや面倒。水道管の継ぎ手を組み合わせてフォークを作ることも出来ます。ただ、この場合図体が無駄にでかくなりそう。上記掲載の図下にうっすらとスケッチがあります。

前脚の重りは半月弓形を予定。ウエイトは釣りのオモリを木に埋め込んで使うつもりです。後ろ脚はクランプにするか、板にするか悩んでいます。畳めることが前提です。付けたまま畳めるようにするのか、脱着して畳めるようにするのか考え中。

【最近の傾向】
いくつか同時進行で作るものがあって、どれも放置しっぱなし。
1日目 簡単な3面図と投影図を書いて、あーでもないと悩む。
2日目 悩みながら作って、まとまらずに終わる。

昔は以上で終了しましたが、今は違う。
出来なくなるポイントが分かるようになってきました。

作るのがあんまりにも面倒なものは作れなくなるのが自分で分かります。工程数で言うと、専用の道具やジグが必要だったり、ラフの段階で見た目が悪いものは作りません。ラフできれいにまとまった時点で一応の決定稿となります。そうはいってもなかなかむつかしいもんです。