椅子に座って双眼鏡2

Binocular Chair
ビノチェアー。双眼鏡を椅子に座って使用する装置。ごつい板を使って箱組みしているので大振りに見えるが、移動より強度を優先し2×8材を使っているとのこと。デッキチェア用らしい。

椅子の背は眺めに作って箱に差し込み式。折りたたみの蝶番を使うより強度で勝ります。

双眼鏡は軸を中心に上下動に伴い左右に移動しますが、そこはアーム側に長さの調整装置など付けず、椅子を横に広く取り自分が動いて見やすい位置に座るのでしょう。

構造は簡単で見た目もきれいです。オモリとレンズの丸が全体ををうまく取っています。ガイドアームがほんの少し細くして整合性を保っています。

私が以前考えていたのは、双眼鏡の重心に縦回転用の横軸を入れる方法でした。しかしオモリで解決してしまえば扱いは簡単です。重量は考えずに操作性を優先した質実剛健な構造です。おそらく使い勝手は今まで見た中で一番よいのでは。

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My Comet Couch! – Article
コメットカウチ。彗星観測用の安楽椅子。
こちらが元ネタだそうで。
足回りの回転部分はどうしているのでしょう。

もし作るならハンマーキャスターを入れるか、樹脂板でまわるようにしたいですね。中華料理用の軸受ではかなり大振りになるので、ボールのキャスターを5コくらい入れて作れるかも。中心の軸はまわりすぎてもダメですから、抵抗の少ないナイロンシートと布の組み合わせでどうにかなるかも知れません。

Astronomy Bino Chair
アストロノミービノチェア。事務用椅子にアームを取付けた作例。
アームがネジ留め、水平軸は椅子。作るのは簡単でしょう。
普段使っている椅子がそのまま使えます。

Risk’s Wildly Successful Astronomy: Binoculars
市販している製品かも。
幼稚園にあった鉄棒とその土台に似ています。
作りは簡単。
垂直方向に視界を変えるたびに左右のアーム長を調整するのがちょっと不便。

【参照】
車椅子で天体観測