私見!ブログツールの違いについて

いまこの日記はWordPress(ワードプレス)で動かしています。

MovableType(ムーバブルタイプ)は2回ほどインストールしたことがありますが、2度ともあっさり挫折。その後しばらくは、ブログ否定派でございました。

次に自分でサーバーにインストールしたブログツールはBlogn(ぶろぐん)。データーベースを使わない仕様を試みましたがうまく行かず、結局データベースを使うことになりました。そのままひと月ほど「ぶろぐん」で稼動。ぶろぐん自体にこれといった不満はありませんが、データベースを使うならMTでもXOOPSでもありだなと思い直してブログツールを再検討。

フリーのブログツールのうち、候補は次の三つ。

  • MovableType(ムーバブルタイプ)
  • WordPress(ワードプレス)
  • xoops(ズープス)

以上、三つの違いについて私の意見を述べます。

MovableType(ムーバブルタイプ)
シェアナンバーワン。でも商用利用が有料なのでやめました。個人使用は「フリー」扱いですが、たとえば「美容室の店長ブログ」を作ったとしてコレが個人使用なのかお店の宣伝なのかわかりませんよね。

もし自分のサイトに「インストールしてください」といわれたら・・・・多分しばらく悩みます。有料無料に関わらずプラグインの下位互換性があやしいのはイタイ。使い慣れたころに最新版が出る「日本式のバージョンアップ」戦略も、好みじゃありません。バージョンアップの手間をおもうとためらってしまいます。

もし私が今から MovableType(ムーバブルタイプ)をつかうなら。

インストールする手間を思うと、出来合いの無料ブログを借りるとおもいます。商用のレンタルサーバーはオプションでMTが付いてくるので仕事用ならサービスで借りたほうが便利でしょう。

仕組み自体はシステムに依存している割合が高く、管理画面で大抵のことが出来ます。逆に言うと管理画面を通さないと何をするにもやりにくい。管理画面を開いてみて、「これなら使える!」とおもう方や、余計なことは考えずブログすなわちMTだと思う人ならオススメです。

WordPress(ワードプレス)
商用でもフリーなので、結局ワードプレスに落ち着きました。ただ単にケチなのかもしれない。

最終的な決め手は、ワードプレス独特のそっけなさにあります。インストール後の手間はそれなりにかかりますし、管理画面のとっつきにくさはムーバブルタイプのそれと大して違いません。

違いといえば、ムーバブルタイプよりも、ワードプレスのほうがパソコン操作に不慣れな人でも使えるように作られていると思います。データベースの設置やファイルの属性変更など最初の関門を抜ければ、あとの操作はシンプルです。

インストールについて
私は半日くらいかかりましたが、理解の良い人ならインストール自体が小一時間で済んでしまうようらしい。「Wordpress インストール」で検索すると、情報はすぐに見つかります。もしこれから借りるなら、レンタルサーバーのサービス名も入れて探してみましょう。

べた褒めしてるワードプレスですが、短所もいくつか。ユーザーの都合でカスタムのページを作るのは面倒かもしれません。ページ番号で情報を管理するので、ページ名を[../美容室.php ] のようにして、SEO仕様にするのは面倒。

CMSに転用するなら、アーカイブスで「ネイル」「パーマ」「カット」のようにテーマを分けて、アーカイブスファイルをサブドメイン化して[…com/wp/?cat=3 (3がネイル)]と決めて、サイドバーで「ネイル」にするとCMS風になるでしょう。

どれくらいメリットがあるか知りませんけど。

私の使い方は、日記だけWordPress(ワードプレス)にしています。
情報を整理して積み上げていくツールとして見ると、良く出来てますし便利です。

記事の投稿はビジュアルエディタではなくコードでいじっています。ビジュアルエディタで使うなら、WPもMTも大差ないでしょう。あとは配布されているテーマ(スキン)に好みのものが多いほうとか、使いたいプラグインがあるとかそのあたりの理由で十分だとおもいます。

xoops(ズープス)
これからホームページを作りたい人
なら、ホームページビルダーと並んでズープスも候補に入るのかもしれません。実際、XOOPSも最後まで候補でした。

ただ「XOOPS」と「XOOPS CUBE」と分裂した理由がわかりませんし、コミュニティサイトを見ても何を行ってるのか皆目見当が付かず。これは「マニア向け」でレベルが高いなと判断しおとなしく手を引きました。

先にあげたようにこれからホームページを作りたい人なら、「XOOPS」だけでサイトを構築するのもメリットがあるのでしょうけれど、xoops持ち出すなら、テキストを時間をかけてマークアップして、外部ファイル化したスタイルシートで装飾し、共通の「メニュー」を外部ファイルで呼び出したほうが仕事としては早くおわるでしょう。PHPが動くサーバーならこっちのほうが早い。

全部で30枚くらいの小さなサイトなら無理してブログツールを使う必要もないとおもいます。xoopsも悪くないと思うのですが、奥が深くて習得に時間がかかるので、勉強が好きな若くて優秀な人向けだと思います。

【総評】

ゼロからはじめるならMTもWPもXoops も同じでしょう。

今の私の環境は、日記だけワードプレス。静的ページはDreamweaverで管理。ページすべてをブログツールに依存しているわけではありません。

すべてのページをブログツールにするなら、もっとほかの選択肢があるかもしれませんが、趣味でどこまで時間を使うか、その妥協点を考えると何でも出来るツールよりもある程度縛りはあるけど簡単なツールのほうが使い勝手はよさそうです。

私の場合ワードプレスがちょうど良いツールとなりました。ほぼ、初期設定のまま使ってます。入れたプラグインはYouTubeをタグで貼り付けるEASY TUBEとバックアップ用のものくらい。

外観はありもののテーマファイルを配布先で見つけてインストールしただけ。普段使いが気楽に出来る敷居の低さが気に入っています。

小粋空間: Movable Type が WordPress に負けた本当の理由

ユーザー数よりもプラグインやテンプレートを作る人がいるかどうかが勝負の分かれ目かもしれない。

Six Apart – シックス・アパートが、最新ブログ・ソフトウェア「Movable Type 4」を発表

バージョンが4に上がって企業向けサイトを造りやすくなるそうです。

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