自動車と野球の人気が怪しい。
両者とも魅力ないの。
ただ気に入らない、では話にならないので「魅力のない理由」を言語化すべく頭を捻った結果、出てきた「例え」はこれ。
「飲み会で上司の愛人を紹介された感じ」
愛国心教育とか、美しい国も同様。
愛したい人なら愛しますけど、会社の公金を横領して囲っていた愛人が邪魔になったから部下に押し付けるようなもんでしょ?愛国心なんとかって。
化粧ばかり濃いおばハンを読んできて、みんなで愛そう!って号令をかけるのはいかがなものでしょう。
もうちょっと分かりやすい例を引きましょう。
たとえば「日本車」。これからクルマを買ってくれるだろう若者に「クルマの楽しさ」をアピールする計画を練っているんだそうです。
じゃあ、乗って楽しいクルマを作ってるのか?というと、どのメーカーもそんな努力はしていなくて、でかい本社ビルでマーケティングとパワーオポイントで会議をしながら当たり障りのない乗用車を作っています。
自動車つくりが楽しくて仕方がない人が設計してるのは今は昔。企業体として大きくなれば仕方ないことですが、背広が会議して期間工が組み立てて、それで面白いものが出来るんでしょうか?
俺が買える価格で面白そうなクルマって、シトロエンAXかスズキのTWINくらいしかなくて、あとはなんだかな。
作って売りたい人と市場がずれ始めてる
トヨタがGMを越える日 ―なぜアメリカ自動車産業は没落したのか THE END OF DETOROIT
原題はデトロイトの終焉。
次に野球。
日本のプロ野球は見ないぞ。
でも野球映画は好き。野球映画王
ハリウッド製作の野球映画は面白いんだなこれが。ドラマも作り方もべたべたですよ。でもそこがまたあなた、味。
アメリカの野球好きが野球が好きで映画を作っているから、どんなひどい映画でもそれなりに見られます。
野球に限らず好きな人が好きなことを語ってるのは楽しいものです。
その反面日本の野球はそれほど面白くない。日本の野球映画は、目も当てられないかもしれない。
ベースボールは面白いけれど日本のプロ野球は面白くないのかもしれない。
日本のプロ野球が「不評」になった理由はどこにあるのだろう?
普段野球を見ない僕からすると、間が長い野に耐えられない。
解説者が解説してる暇があるのはスポーツとしておかしい。だいたい昔から解説されなければ分からないようなものは面白くないと相場が決まっている。参考書を見ないと分からないパソコンのビジネスソフトって楽しくないでしょ。
アナウンサーが「どう思いますか?」なんて話をすてる暇があるなら、もちっと試合を早く進めよう。ヘボタレントを解説席に座らせるくらいなら放映しなければいいと思うよ。
そして最大の理由。
スター選手の不在。
居ても大リーグに逃げられてる球界の体質に問題があるんでしょう。
讀瓜が落合なんかを拾い始めたころから雲行きは怪しかった。いまだにフロントの連中は「栄光のV9時代」で頭の中がとまっているのだと思う。
他球団の旬を過ぎたベテラン選手を札束で釣って戦力補強なんかしてどうするのか。もうお金を積んで勝ってもダメなんだって。
だってそこにはドラマがないんだもん。お金持ちの美男がただモテるドラマって見たいですか?私は見たくありません。それはなぜかといえば、何処にもドラマがないから。
不細工さんが美女と付き合うのを見て「俺にも可能性がある」と思うから、人はそこにドラマを見るのであって、野球にだってドラマがなければ誰も見まい。
最初から一方的に強いチームが暴れる試合なんてどうしようもないでしょ?
でも球団を持ってるような素敵なオジサマたちはその辺の道理を見失ってしまっているのでしょう。
困ったものです。
でも僕は野球が大好きで、これからも野球が続いて欲しいので、球団経営や球界の改革は積極的に行って、みんなが見たくなる『プロ』野球に生まれ変わって欲しいと思います。
うそつけ。