全日空のシステム障害を直すには

写真:僕の頭の中にあるホストコンピューターの図。

全日空のコンピューターがオチたらしい。

業界に詳しい人の考察によると、システム部門にベテランが居なかったのが原因だとかなんとか。

正しい考察は詳しい人に任せるとして、システムダウンも人員削減を続けている航空業界らしい話である。

説明するまでも無く、航空業界はかつて実質国策企業であり、その運営は運輸省など国の保護政策下にあった。

それがここに来て急に新規参入を認めたのだからひとたまりもない。スカイマークエアラインを始め国内線の格安航空路線との競争が始まり、価格が落ちたことで新幹線とも競争をはじめる羽目になった。

結果日本航空は人が居なくなるくらい人員削減を続けている。不謹慎だがこんなに人を削ったら飛行機事故が起きるてもおかしくないのに、なぜ起きないんだろうと不思議に思っておりました。でもよく考えると、

「絶対に事故は起きない」

起きないというよりも起こせない。なぜなら経営再建中の今事故を起こしたら遺族への保証金で会社が回らなくなるから。JALのどこかにものすごい資産があるなら別だけど。

保護政策から急に荒波に放り出された旧来の航空会社はどうすべきか。

素人の僕が思いつきで言うからあんまり本気にして欲しくないんだけど、サウスウエスト航空に身売りすればいいと思うよ。

あそこは乗客にプラスチックの番号つきタグを渡して乗降りを管理しているから、コンピューターの不具合でシステムダウンすることはないだろう。

全日空のトラブルはシステムのバージョンアップ時の不具合で起きたようだ。サウスウエスト方式なら、バージョンアップ時でもシステムダウンはない。新しいプラスチックの番号タグにするだけだから。

さらにサウスウエストは持ってる機種をボーイングの737だけにして整備を簡素化している。

コンピューターシステムに依存している日本の航空会社とまるで逆なことをしているのだが、僕はサウスウエストの経営方針が酷く合理的に見える。

でも日本のいわゆる識者は何とかして文句言うんだろう。

破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営