自作ビデオカメラ安定装置についての解説です。
作り方の参考になれば幸いです。
次回作に向けて構想を練る前の点検をかねております。
今見ると結構手間が掛かっています。
これは真似しにくい。
もっと省力型でも機能するはず。
ビデオからラ安定装置の心臓部です。
構造は簡単。
ジンバルとしてユニバーサルジョイントを使用。
軸はM6の半ネジを使いました。
ユニバーサルジョイントは動力伝達用の部品です。
内径が6ミリのジョイントをそのまま使っています。
ほかにこちらのメーカー産では、ホビー用の真鍮製のもの
取り付けピンをいれる穴のないもの。
各種サイズが入手出来ます。
ジンバル取り付け部
使用するのはVP13の塩ビパイプと取り付け用のジョイントです。
ジョイントの内径が17ミリなので「606」軸受がすっぽり収まります。
ジョイントは中でテーパーが付いています。奥に行くほど狭くなります。
適当に輪切りにして固定します。
ホルダを削りだして作っても良いのですが、ここは簡単に作ります。
拘るなら、グリップ自体を木で作ってホルダを削ると良いでしょう。
内径に合わせた17ミリドリルで角材をひとさらい。
キツメの穴をあけると軸受はすっぽり収まります。
上下2つ使う方法ですと精度を出すのが大変なので、
一方は彫刻刀で削って調整しながら作る羽目になりそう。
もしくは2つに割って作るか。
その面倒を回避して私は塩ビ使用とになりました。
YouTube – The SturdyCam – Fast Balancing
イタリアの製品は、軸受を下にひとつだけ入れて作ったそうです。
軸受を固定する板を丸くくり抜いて、懐中電灯風の握りに収めているようです。
上の部分には回転を付けず、パイプ、直角にユニパーサルジョイントを固定、
下に回転軸つきの把手を装着しています。
マーリンタイプではかなり大きな装置です。
軸のカット。
半ネジを適当な長さにカットしています。
ネジを残す部分、ユニバーサルジョイントと直交する分のシロ(余分)、
手の握り分を確保して切ります。元のネジは110ミリ。11センチです。
はじめに作ったときはネジはなくピンだけで固定してました。
ネジなしですとピンが脱落しやすく、ガタが残るので今の方法となりました。
6ミリ中心で軸受とユニバーサルジョイントを揃えました。
この組み合わせにしたのは小さくても強度が出るだろうと期待しての選択です。
工業製品として7ミリは規格が飛んでます。素数は鬼門です。
軸は他にもサイズが幾つもあります。