必要最低限の部品でどうにかする

国内正規代理店 ステディカム マーリン Steadicam Merlin 注意:レッスンなしでは使えません→無料レッスン付
グリップの上にあるネジの付いた部品がつくれません。どう考えてもアルミ削りだし以上の作業が必要です。

グライドカム HD4000/2000/1000・X-10
カメラプレートに微動装置が付いています。

これを忠実にコピーするにはどこかの工場に発注せねばなりません。ウチの作業場では難しい工作です。

タイリングベース: あかるい夜 the diary
マクロスライダーの加工例。
アルミの切削油は灯油でよかったんだ。こんど試してみます。

目指せ一億画素!: 2007年09月 Archives
ステッチングマシーンという、カメラの向きを変える装置の自作例。
悩んだすえにフライス盤を購入(笑)明日は我が身。
フライス盤なんか買っても、さすがに置く場所がないぞ。

【質実剛健】
重心位置を調整するには2つの方法があります。ひとつは、カメラプレートをステージ上で移動させる方法です。

グリップとカメラの付いた板を水平方向に微調整させます。この方法を素人が採用すると、まずネジにガタが出てプレートとステージにガタがでます。

コフログ: ステディカム
きちんと機能する自作例です。微動用とは別に、微動用のガイドとなるレイルを固定するネジがついてました。

旋盤、フライス、天体、自慢の逸品、お買得情報、談話室
フライス盤を使ってアルミでつくらないと十分な強度と精度が出ません。逆に言えばフライス盤があれば作れそうですが、きっとここまで作るのに相当な知識とワザが必要なのでしょう。

私が作れる可能性は限りなく無に近い(笑)

アルミのアングルと板くらいでつくれないかとアタマの中で空想します。そのたびに部品点数が増えてしまいます。1度増えた後にパーツを削ってみるのですが、私が唯一身上とする「必要最低限の部品でどうにかする」という命題に沿いません。

重心を調整する方法の二つ目に、バランス・ウエイトを使う方法があります。ステージやプレートの外部にオモリを付けて調整します。

この方法ですと、全体重量が重くなるのですが「必要最低限の部品でどうにかする」に合致します。

自作安定装置 カメラ台
自作安定装置 カメラ台

カメラステージとカメラプレートを蝶番で繋いでいます。
カメラを使う人はこの方法を採用しません。なぜなら蝶番の隙間でガタが出るからです。ゴムをしいて輪ゴムで引っかけてるだけですが、軽いカメラならこれで十分かと考えております。クイックシュー用の穴は別に付いていますので入れ替え可能です。

自作カメラ安定装置
自作カメラ安定装置

写真のように左右に棒、その先にオモリを乗せることでカメラを乗せるパーツが単純に作れます。

カメラステージ外部に部品が増えますが、このほうが単純で気の短い雑な私でも使うことができます。

いま作ろうとしているグライドカム型のジンバルを使った装置では、カメラステージ下部にオモリを搭載する方法や微動装置など幾つか考えてみたのですがどうにもしっくり来ません。どれも機能を実現するために必要以上の部品が増えてしまいます。

そこで、グライドカム型なのですがここはマーリンタイプで上手く機能した例の横棒を搭載してしまおうと計画しています。マーリンタイプでは30㎝ほどありますが、カメラを乗せる部分のバランスが取れればいいので半分くらいに短くし、畳めるようにしましょう。

最終的な長さは運搬用のカバン次第となります。