海面変動 鹿児島で「副振動」 係留中の漁船19隻転覆(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
【副振動とは】
今まで聞いたことがありません。潮の満ち引きが結構大きいのは、川釣りをしていたので知ってましたが、船が転覆するほどとは思いません。
【副振動による被害】
船が19隻、床下浸水が8棟。海面が何㎝からくらい盛り上がったのでしょう?1メートルくらいないと船がひっくり返らないはずです。
入り江など海面上昇が増幅される地形なら、もっと小さな盛り上がりでも転覆しかねませんがとても大きなうねりだと推測できます。
【潮の満ち引きだけではない】
低気圧で海面上昇をすると、大潮や満ち一杯の時間帯と相まって海が押し寄せてくるのは時々経験します。しかし、「潮の満ち引き」と「海流」と「低気圧」が一緒に来ても船は転覆しないでしょう。
今回は鹿児島でしたが、九州に多い現象で長崎では「あびき」と言うそうです。
長崎海洋気象台 – あびき
網が持って行かれるから「網引き」で「あびき」。
東シナ海の波が増幅されて伝わるようです。長崎海洋気象台の解説にくわしくあります。
普段海水浴程度でも、何本かに1度大きな波が来ます。台風が沖にあったり、日本海側に背負っていたりすると、普段は体験できないような大波が来ますから、これが「東シナ海」なんて地球規模河口近くで発生すると船がおもちゃのようにひっくり返るのかもしれません。恐るべし「副振動」。