チョイワル「レオン」オヤジはエビちゃんに好かれるか?

イタリアンレッドのアルファに乗ったおっちゃんを見かけた。

暑いのにブレザー。VAN世代。髭とサングラスで決めているが
醜く出た腹がブレザーから突き出している。

暑いのだろう、真っ赤な外車の窓は締め切っていた。

私はビーチサンダルで自転車を漕ぎならが「レオン」おじさんは大変だなと思った。
ブレザーを脱げばいいのに。
LEON×NIKITA トキメキレストラン&バー


LEONを試しに読んでみようと古本屋でバックナンバーを手にした。恐ろしく重し。活字が無い。中身も半分くらい広告で、広告なのか記事なのか区別が付かない。致命的なのは全く興味が無いものばかり並んでいた。時計とかライターとか、靴とか。値段もゼロがふたつくらい多いんです。

もう10月だというのにまだビーチサンダルをはいている俺は思った。

軍縮研究」のが100倍面白いよ?

LEONの何が辛いって、重いのがいやである。これを読むには毎日5kgのダンベルで二の腕を鍛えねばなるまい。月刊GUNと提携したら読むかもしれないけどそれまではいいや。「軍縮研究」で。

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そこにはエビちゃんが表紙を飾るキャンキャンが並んでいた。これも重い。そして硬い。角がぶつかったら相撲取りでも血が出るに違いない。姉キャンOLは1.5kgもある雑誌を片手に、ピンヒールで会社に通っているのだろう。

そして、「レオン」おじさんは「姉キャン」OLとムーディーなバーでカクテルでも飲んでいるのだろう。絶対先月号の「軍縮研究」の話はしない。

LEONとかCANCAM読者たちがお天道様の下で大手を振って歩けるような社会は、だから私にはすこし居心地が悪い。