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2メートルで買いましょう

steadycamを自作していたら、ロウ付まで出来るようになった。

これでバンドソーでもあれば作業は簡単なのだけれど
切断ものの電動工具は怖いから使わないぞ。

リョービ バンドソー

【今週の工作】
逆丁字のグライド風を1台組立中。
脱着を考慮して軸を塩ビにしたら、びよびよするので補強。
いちおう脱着できて、調整できるまで仕立てました。

充分歩けます。
これ以上補強を入れると重くなるので思案中。
持ち歩きを無視して良いなら重くできるんだ。

アルミパイプだけで組んでも良さそうです。
ただ、径が細いとだめ。
動かしたときに応力が掛かってしまいます。

塩ビのVP13からVP16に変えると「しならない」けど。
単純に重くできませんから作るのは案外難しいのです。

一番簡単なのは、脱着を無しにして1メートルくらいで作る方法。
ただこれ、ホントに脱着出来ません。
脱着がないと仕事は簡単だし、軽くなります。

世の中にある折りたたみ自転車のフレームなんて無駄。
折りたたまずショートフレームで勝負すればいいのに。
構造力学とかわかってくると安いノーブランドの折りたたみは怖くて乗れません。
マンガでわかる構造力学
応力のかかるど真ん中にヒンジを付けるなんて信じられません。

【来週の予定】
それと、マリン型の弓型バランスアーム。
1台折りたたみ式で作りました。
いちおう機能します。
ただ、これ強度がぎりぎり。
出先で壊れるかもしれない。

使うパイプを倍の太さにして、並行アームを止めて1本にしましょう。
ほぼ簡単なネジ留めだけで作れるので半日ほどあればできるはず。
出来ると良いなあ。
問題は小型化です。何処で畳める用にするか。

【自分用のメモ】
全体をでかくすれば大抵何とかなる。

卒業式シーズンが近いからか。
自作の人達の動画がすごく揺れなくなってきてます。
こういう発明とか発見みたいなものはある一定数を超えると
急速に普及します。

私は留年組。もっと早く作れたはずなのにぃ。
理屈がわかってませんでした。

理系が暴走すると市場に受けない製品を作りますが
文化系の工作好きがつくると、機能しないものを作ります。
どっちもダメだけど、理系が作ると機能するだけマシ。

小さく軽く作るとフワフワした動画が出来ると信じていました。
この辺が文化系の弱いところで。
学校でも代数幾何と物理は置いて行かれていたのさ。

最終的にはpinklionさんと答え合わせをして、ようやく理屈がわかりました。

これから作る人は、誰かと作った方が良いかも。

【失敗の原因】
折りたたみ機能とか、サイズの上限とか制約付けてたことが問題でした。

あと、ホームセンターで1メートルの材料を買うと失敗します。

これから自作しようという方。

材料を買う時は2メートルで買いましょう。

【仕事は見て盗め】
完成できずに長患いしたのはだいたい、理解力の問題ですね。
作り方はほとんど英語で書いてあるし。

あと、重要なのは外観。
外観と言っても見栄えではなく、慣性モーメントが重要。
バランスとオモリの配置です。

設計の要素を順不同で言うと

  • でかく作る
  • 重くする
  • バランス調整機能をつける

実現するためには

  • 2メートルで材料を買ってくる
  • 工作をいとわない
  • 材料費を惜しまない
  • 強度に応じた部材を使う

最初に折りたたみは排除した方が簡単です。
畳むことはあとから考えればいい。

必要がないほど世に情報が溢れています。

【鉄かアルミか】
畳まない方がよいとはいえ、現実には折りたたみヒンジを付けたい。
アルミより鉄のほうが曲げにくいけれど、ロウ付は簡単。
鉄パイプ(新) > (鉄)丸パイプ
15.9のパイプを使って、蝶番とバッチンロックをロウ付したら作れそう。

鉄パイプ > 曲げ加工
同サイトでは曲げ加工済みのパイプも購入できるので
加工が出来ない人はどうぞ。
私は自前のチューブベンダーがあるので使ったことはありません。

コの字型で60度60度の変則への字型で曲げてもらえば使える?

Sturdy Shots
小型版スタディシャット。
前オモリがないから、回るぞ?
パイプが鉄なら自重で平気なのかな?

こざ四:

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  • そうですね。
    誰かが作った自作機でも調整期脳があるなら使う自信があります。
    オモリつめて微動があるなら針金ハンガーでも星形でも良いわけですからね。

    ただ撮影を商売にしてる人とか原理の理解に時間がかけられない人は講習会かなと。
    会社の金で行くのですから(笑)

  • その必要はないよ
    もうパッと借りて半日もあれば使える自信はあるよ

    ベテランが使っていたものならカメラX4に替えても
    1時間もあればバランスさせる自信はあるよ

    つうか原理はすでに見切ってるしw

  • アームに付いている調整機能は、バランスを取るためで揺れるときはオモリの追加ですね。
    小さく畳む機能と、調整機能をわざわざ別の軸でつけているのは再現性を良くするためで
    形だけ幾ら真似てもあの安定にたどり着かないわけです。

    私も想像だけで書きますが、とくに弓型には講習会必須でしょう。
    国内正規代理店 ステディカム マーリン Steadicam Merlin 注意:レッスンなしでは使えません→無料レッスン付

    いまの理屈がただしいかどうかは、誰かにマーリンを借りて試すか、買うしかありません。
    正規輸入品を買って、講習会に行きますか(笑)

  • マーリンのアームの折り曲げ機構ですが意味2点だと
    1.テコ比の対応
      商品ですから汎用性が求められます
      軽いカメラ~思いカメラまで
      重いカメラの場合はアームを伸ばすことでテコ比を大きくする
      軽いカメラの場合はアームを浅くしてバランスさせる
      最後の微調整はジンバルネジを回して微調整

    2.ヨー慣性への対応 
      伸ばすとヨー慣性は最小になり,たたむとメインウエイトもジンバル軸から
      離れますからヨー慣性は最大になります

    だから重いカメラのほうが直進性が悪くユレやすくなるでしょう
    世間の人はどうしてもユレるとアームを伸ばしたがりますが
    これは逆でしょう きっと
    世間の人はヤジロベェまでで止まっている人がおおい

    とか本家マーリンを持ってなくて触ったこともないシロウトが
    写真で想像していることを述べてみました(笑

    でもあの先見性というか見切りはスゴイと思いますよ
    こんなことしてるより買った方が早かった
    でも買うとここまで理解はしえなかったでしょう
      

  • Z軸は、ジンバル上で最初から0にしておくと楽ですね。
    MMCは斜めに載せている分、風に弱いと思います。

    3軸が乗っているかどうか測る方法があります。

    やり方は簡単です。斜めの振り子運動を見るだけです。

    わかりやすいように方角の16方位を使います。

    レンズ(X)を北に向けたと仮定します。

    「東西」のドロップタイムはたぶん皆さん試すと思います。
    しかし、斜め前のドロップタイムは計りませんね。
    「北東」に下のオモリを振って、「南西」に振れて戻ってくれば3軸で釣り合っています。
    自作機は案外この部分が解決出来てないと思います。

    製品版でも調整が悪ければ、下のオモリを「西南西」に振ったら「東北東」に振れないと思います。

    私の大型畳めるマーリンも振れてませんでした。
    「東北東」はきれいに振れましたが「北北東」がダメ。
    例の「4点配置」ですので、カメラ後のウエイトを分散させて直しました。
    いまは斜め22.5度でも戻るようにしてます。

    残念ながら、機材の不備で「3点支持」に直せてません。

    製品版正規ステディカム・マーリンなら、きっとこの3軸を載せる調整が出来るのでしょう。
    前のアームの開くかどうかが、重要ですね。
    自作機であの代用って出来るのでしょうか。
    あの機能が無いまま自作すると、苦労するわけです。

  • 最近わかったことですが
    バランスがとれない最大の原因は原点ですけど
    3軸でZ軸ですよ~
    XY座標系(Y:ジンバル軸,X:カメラ軸)での奥行き Z=ゼロの面に
    すべての荷重をのせること(ジンバルの中心も含みます)
    その線は私の平アームの場合中線ですわね,パイプでも同様かと
    そしてカメラ以外はできるだけ左右対称にする
    これ忘れていました

    すると本家マーリンの優位性を先見性はよく説明ができると思いません?
    擬似のMMCは上で解決せず下で誤魔化していますね
    あれだと最終的に家庭用VTRのガクブル防止まで

    きれいな左右対称ローリングwはこうじゃないでしょうか?

    このZ軸の微細なズレが動的アンバランスを生んで最終的にバランス取りきれない
    ことになるのではないでしょうか

    XY座標系の件は ほぼあれでOKかと

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