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よくできてた「恋人はスナイパー」
同じテレビシリーズの劇場版である「踊る代走査線2」と比べてみた。
踊る 監督: 本広克行 |
恋人 監督: 六車俊治 |
スタッフは同じ人らしい。おなじくらい面白いはず。
でもスナイパーの方が二倍くらい面白かった。
女子向けに作ったレインボーと、女子を無視した感のあるスナイパーの差か。
レインボーはキャリアと兵卒の対立軸を描いている。
やりたいことはわかるが、話が複雑になってしまう。
しかも困ったことに俳優が薄っぺらだから見ててつらい。
その点スナイパーは原作があるアクションだから展開が明快である。
レインボーは予算があまったのだろうか。
貧乏な人が作るとあれもこれもと組み込もうとする。
するとカットごとの品質が落ちるから、映画全体が安くなる。
実質制作費はスナイパーの方が安いだろう。
予算が少ないからできることが少ない。
ひとつの場面で次の展開につなげつつ、アクションも見せねばならない。
すると、ワンカットごとに仕事が丁寧になるから、映画として質が上がる。
登場人物にも差がある。
織田裕二 青島俊作 柳葉敏郎 室井慎次 深津絵里 恩田すみれ 水野美紀 柏木雪乃 ユースケ・サンタマリア 真下正義 北村総一朗 神田署長 小野武彦 袴田健吾 |
内村光良 王凱歌(ウォン・カイコー) 水野美紀 円道寺きなこ 田辺誠一 船木健一 竹中直人 コー・村木 いかりや長介 円道寺雁太郎 中村獅童 范火清(ハン・ホアチン) 阿部寛 神宮児正午 |
スナイパーには、僕が嫌いな宝塚出身の人がでてこない。
深津恵理とか出てこない。見ていて安心感がある。
いかりや長介とウッチャンと竹中と、お笑い出身を使ったほうが見ていて説得力。
一生懸命宝塚音楽学院で演技の勉強をした人や、ベストガイには説得力が乏しい。
余計な話
.223口径のM16シリーズで300m以上先の標的を狙ったら負ける。
そりゃ.308のライフルに勝てないわなと思う。
渋谷のスクランブル交差点で打ち下ろすシーン。
あれあのまま撃ったら低伸して上に着弾するよなあ。
サイトあわせができないはずだから、平地の500mであわせてそこから計算して撃つはず。
ならば、ヘアラインの高めに狙うとか、そのアタリの演出があっても良かろうに。