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カメラを載せるなら鉄板

木を削ったら、削ったそばから飽きます。ノルマが9個なのに三つ作ったら気が変わりました。もっと簡単に作る方法があるはずだ。

すぐにホームセンターに出向いて部品を買いこんで、帰宅後バリ取りをして組み立てたらしっくりしました。カメラを置く場所はこの方法で行きましょう。エル字金具で固定するのは、最初つくった木製の、重量で安定させるいわゆる「14ドルスタビライザー」以来です。

構造は単純でパイプに市販の金具をネジ止めしただけ。コンパクトデジタルカメラは余裕で、一眼も乗ります。ドリル一発とネジ付けただけなので、もっと工作が必要だと思っていた工作班としてはなんとも拍子抜けです。ヤング率と言って金属の剛性でみると、アルミを曲げて箱組して複雑なカメラステージを作るより、厚手の鉄板のほうが断然強力なのです。理由は鉄が堅いから。見た目が片持ちになるのと、カメラによっては板を斜めに置くことになりますが使えるなら使える方法を採用します。

パイプの上が決まりました。もういっぽうの端にバランス取りのオモリを付ける棒が必要です。週末以来樹脂と鉄、木と樹脂でヒンジを作って下の棒を保持する部品を作っています。これが冒頭でお話ししました木製で三つ作ったら飽きました。

いっそほかの方法にしましょうか。折り畳み機能をつけると撮影開始と移動が楽なので捨てがたいのですが、今使っているのは折り畳みが重すぎてなんだか妙です。

要求されるのは空気抵抗の軽減とバランス調整のための部品。要件がふたつあるので、構造がやや複雑です。

  • 下の棒を外せるようにして上にあげる
  • 下の棒とそこまでの軸を折れるようにして畳む
  • 下の棒だけ二つ折りにする

以上三案。下棒二つ折りが現行です。部品の強度と重量を考えると棒は棒にしておいたほうがいいのですが、風を避けるなら板が優位です。市販の下の部品はたいていが板でできています。

グライドカムあたりの工具で取りつける方法は強度と構造と生産性は高くなるのでしょうけど、ネジひとつで固定できて邪魔にならず部品の散逸を防げてかつ楽に保持できる方法を考えています。形を複雑にすれば実装できますが、なるべく単純な形のまま作りたいのでいろいろ考えています。実験してみると強度より剛性がうまくでれば十分みたい。

あと、ジンバル取り付けは樹脂パイプから天然素材へ移行予定です。天然素材を用意しました。これを使うと加工性が高く軽くて丈夫です。ただ取り付け方法がいささかスマートではありませんで、また作ってる途中で気が変わって金属の棒をロウ付けしてるかもしれません。

ユニバーサルジョイントの固定方法がなかなかに面倒です。どのメーカーのどのジョイントを使うかは数日中に決めようと思います。あいにくスポンサーもいないので安いのにしましょうか。

こざ四:
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