ハッブル修理ミッション STS-125と「工具」

NHK地球ドラマチックは「ハッブル望遠鏡」の修理ミッション。

通常あの手の修理はユニット交換。箱ごと、現物の取れるユニットごと交換してしまいます。でも予算削減中のNASAは手間も時間もお金も限られてるので基盤を引っ張り出して交換(涙)

電動ドリルなんか日立の電動工具で良いじゃないかと思うのですが、宇宙空間は寒くて暗くて怖いので、修理に使う道具から自前で開発となります。
ゴダード宇宙飛行センター – Wikipedia
ゴダートの修理ミッション担当チームの人は、実証作業の度に「電動ドリルにライトが欲しい欲しい」と言ってました。


ゴムベルトでマグライトを縛り付けてますよ。

日立工機電動ドリルにレイルシステムとかレイルのマウントを付ければいいのに。
「レイルシステム」検索結果 Amazon.co.jp

さすがにマイナス何十度となると難しいのか。真空だし。

それでゴダートが作ったのがこんな宇宙専用「電動ドリル」
Space tools: mkeblx.net
電動ハイトルクドライバー。普通のお店では買えません。コンピューター制御?

Hubble’s final servicing mission – The Big Picture – Boston.com
6枚目。宇宙服着の手袋をはめて握るので電動インパクトドライバーのグリップは南部十四年式より細い。コの字型青いものは、基盤をひっつかんで引っこ抜くのに使ってました。

Space Tools « Silver Rockets
美しいトルクレンチ。スパナです。左の鉛筆を削ったような先端がとがったレバーで締める力を調整するようです。このレバー、インターフェイスはドライバーと同じ。

そんなこんなで延命したハッブル望遠鏡のサイト。 画像は上部ナビ「Gallery」
HubbleSite — Out of the ordinary…out of this world.

オーランド観光:オーランド旅行のための観光ガイド
スペースシャトル打ち上げ見学ツアーあり。