工作の王道はあり合わせだ

アルミに砂を入れようと準備してたら、手元にある三台の試作機が目に入りました。小さいマーリンを一台つくろうと思ったのですが、試作失敗機を集めたら望んでる小さいのが一台できそうに見えました。

まずはMTMの解説用に作ったハテナ型のアルミを断裁。折りたたみマーリンの下の部分を拝借。分割モデルからカメラステージを持ってきて、まあ簡単。一台組みあがりました。まずはいつも通り、カメラをセットバックしウエイトとして使う方法を試します。ちょうど8号機のたためるマーリンの小型版です。

形はそのままなので、8号機でもうまくゆかなかったダイナミック・バランス不具合がでます。水平スピンをかけるとうまく回らずひねりが入ってしまいます。理由は簡単で、カメラが悪いんです。カメラというぼんやりとした塊をウエイトとして使っているので、ゆっくり回す分には問題なく使えるのですが早い動きには弱いんです。遠心力と加速度の問題を解決しないと、より安定した映像にはたどり着きません。

うすうす感づいてたけど、いままで敢えて取らなかった手法を使います。それは、カメラの重心をジンバルの真上に置くこと。


あれ、軽いカメラをセットバックしてるぞ。まあいいや。

動画の見どころは、カメラをのっけた状態で真横にロールすることです。うちの自作機ですとこれが難しい。8号機の下のオモリを移動できるようにしたのは、真横ロールを実現したかったからです。

オモリの付け方を変えてカメラの重心をジンバル真上に置いて、中間に置いているオモリをワッシャーからいつもの釣りオモリと入れ替えました。カメラ自体が軽いので、カメラのお尻の部分に高ナットを積んでウエイトをあげます。ようやく完成。ジンバルの前に釣りオモリ、釣りオモリと同じ距離にナットオモリのカウンター。折りたたみ装置の開き具合で下のオモリ位置を調整し装置の重心をユニバーサルジョイントの交点に合わせます。すると、装置自体の真横ロールが実現。ついでに水平スピンをキレイに回りました。

カメラのお尻ウエイトはカメラのセットバックで代用できるので外せますが、たぶんいつもの1.1kgの重さに収まったようで、手にしっくりしてそれなりに安定しました。たたんだ状態で本体だけなら週刊誌程度の寸法に収まります。カメラをつけたままで、ちょっと大きめのカバンに入ります。このあと、多少オモリの増減はあるでしょうけれど、簡単な構造に収まりました。画像と動画はそのうち。


ティッフェンのマーリンには指掛けがあります。

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