フレームのデザインが車種ごとに変わるので個性が大きく変わります。 S-17 recumbent bike 見た目の分類はあまり意味をなしません。相性は乗ってみないとわかりません。レーサー、セミリカ、コンフォート、クランクフォワードなど。

S-17

乗車姿勢がまるでイスのようなリカンベント。ステアリングは両持ちのロッド式です。リカンベントにより背が立つためセミリカの扱いをされます。本式の、一日100キロも走るようなタイプの自転車ではありません。ただ、近所に買い物に行くとか5キロ圏の移動に使うと面白いです。コンフォートリカとセミリカをどこで分けるのかわかりませんけど、乗り味が楽しいので「コンフォートリカンベント」に入れておきます。正確にはシート下に軸のあるリンク式ステアリングを備えたクランクフォワードなのですが、学名を付けるわけではありませんので乗った感じだけで分けておきます。

ジャイアントリバイブ i3

クランクフォワードです。正確に分類するとRANSとこのリバイブと、S-17がクランクフォワードになります。クランクとペダルがシートの真下より前にあり、慣習的にシートよりもクランクが下にあるものがクランクフォワードと称されます。クランク位置が高いとシートが寝るのでリカンベントのほうに分類されます。そのため、セミリカなんて分類もされます。

ミストラル(旧モデル)

シートが板のリカンベント。お尻の位置と同じ高さにクランクがあります。町中で人とすれ違ったり、横に乗用車がくるとぶつかるんじゃないかと心配になる自転車です。シートが堅いタイプをヨーロピアン、ハンモックネットのような網を使うのをアメリカンシートと呼ぶことがあります。ミストラルは小径のわりにシート位置が高くチェーンラインが素直なので乗り回しやすいモデルです。分類としてはツーリング用のツアラーに位置します。メーカーであるChallengeバイクスの製品群を見ると、モデルの分類は、ツーリング、ミッド、ローレーサーとなっています。シート位置の高さよりも車種の性質で分類されています。

ディスタンス(廃盤)

ハイレーサーと呼ばれています。乗車位置が高く、腰ぐらい。乗り始めたときは足が付かずに困りましたほんと背が高い。ハイレーサーの名前は乗車位置の問題であって、レーサーかどうかは乗る人次第かと思います。クビが疲れたので背もたれのグラスファイバー樹脂とフレームの間に一寸ほどの角材でスペーサーを作って入れてました。背を立てると空気抵抗が増えますが乗りやすくなります。レーサーとツーリング用の分類はシート角度のほうが分類基準として重要かと考えています。 オプティマハイバロン HighRollerショートホイールベースリカンベント自転車 乗車位置の高いモデルは単に「ハイ」と呼ぶか高い位置で漕ぐから「ハイローラー」というほうが適切ではないかと。ハイレーサーで通じるので、便宜上使います。

サザナミ(旧モデル)

下ハンドル、アンダーステアリングのリカンベント。ロッドステアリングではなく直に付いているので小回りが利きません。一般的な自転車を組み立てる治具で作ってあるので、いろいろな部分が切貼り的な面白い形をしています。三角のデルタが特徴的です。この形のため後輪の突き上げが脳天に直接来るので段差が怖いんです。ホイルサイズが16-24と小型で乗りやすかったです。上位の20-26モデルがあり、こちらはかなり速く走れます。20-26のほうは結構な台数が販売されて、ホイルの入れ替えやレースの参加用のベースモデルとして活躍していました。モデル自体は同じ名前でクロモリとアルミがあります。