ビッグフットとは

クナイスルビッグフット

クナイスル(ライケル)の商品
65cmでスノーブレードよりも幅が広い
足型を模しウエストが締まった独特の形状

ビッグフットの種類

個人輸入かオークションで手に入れる方の為に簡単な分類をしておきます。

ビッグフットの板は2種類。

サンドイッチの板
キャップ構造の板
2種類あります。この長さの板ですと、どちらも差がありません。サンドイッチはエッジで板の角を傷つけるとグラスファイバー繊維が飛び出してきて手入れに注意が必要です。サンドイッチの板はポリキャップ構造で片方のエッジでもう片方の板の上角を削っても繊維までは届きません。

幅の広いミニスキーです。

板の前方が開いた形でターンのきっかけがつかみやすい。板が軽いため小さなコブを乗り越える次いでにエアが楽しめる。大きなジャンプ台を前にするとひるみますが、最悪しりもちで逃げることができるので、エアもトリックも気軽にチャレンジできます。

65センチのビッグフットでしたらどちらを使っても性能の差はほぼありません。すこし長い「ツイン」「360」ですと、しなりか方がすこしちがってきますがサンドイッチのほうが素直です。

クナイスルビッグフット360

プレートの種類

ビンディングプレートにもいくつかバージョン違いがあります。

古いモデルは皿ネジで挿してあります。かかとでロックするモデルが初期モデルだと判断しています。最初期のものは白い樹脂の板と、白い三角の、凝った形のヒールピース。太い針金の左右にクッションがついていました。前後調整がやや面倒で一度木ネジを外して靴に掛けるワイヤーをずらします。ヒールピースにネジが付いていて長さを多少変えられたはず。

写真は樹脂プレートです。爪先側にロックの部品が写った後期のモデルです。おそらく2000年台のどこかで代替りしています。黒いABS樹脂にも似種類あり、写真は前期のワンピースで前後がくっついた呂の字型です。沓のサイズ調整するときは、まず真ん中のスライドロックを外して針金を下に押しこんでずらし、スライドロックをもどします。

後期は2つのプレートが分かれたツーピース型になり、靴底があたる黒いプレートの中にU字型の白い樹脂の板バネが入っていてそのまま針金を押込んでちがう溝に嵌めます。。

クナイスルビッグフット右

それぞれ特徴があり、初期の金属つき金具はパーツとしては丈夫なんだけれど、ネジがすこし細い。あまりハードにあつかったり体重のある人が跳んだりはねたりすると抜けるかもしれません。

ワンピースモデルは、プレート部分が板のひねりやしなりに対応しないのでプレートが割れることがあります。私も何枚か壊してます。壊すたびにアルペン経由でクナイスルジャパンで修理してもらったり、リペア用の樹脂プレートが代わりに付いてきました。プレートの前後をつなぐブリッジはいらないので、あらかじめノコでスリットでも入れてしまっても構わないと思います。

ビッグフット360先端

ツーピースは板のしなり、ブーツの圧力を適度に逃がしているので、結構荒く使って増すが今のところ破損がありません。

ちなみにひびが入った場合、滑走中に金具が緩み外れ、怪我の危険があるので速やかに使うのをやめましょう。僕はクルマに予備のビッグフットをつんでます。

簡易金具なのでたいていのブーツサイズに対応できます。ライケルのスノーボード用ハードブーツとは相性が悪いらしいうわさアリ。長い板に飽きたら交換してみる、といった使い方に最適でしょう。

長いのからこれにすると急に不安定になり怖いらしいのですが、こればっかり乗っているとスキーとはこういうものだと思ってしまい、長い板がなんだか早くて安定するなあと感心するばかりです。

わけのわからない横滑りや、コブでちいさく飛んだりするのには最適な板です。ファミリースキーに最適だと思います。

だいたい、一番スキーがうまいのはお父さんで、勝手に早く進んでしまうのでこれくらいのハンデをつけましょう。直滑降が苦手な板なのでそう速くはすべれません。

トランソニックのランプパイプとかにふつうにちぎられますから。直進安定性があんまり無くて、普通にすべるとそうは速くなりません。ただ、乗鞍の宮様杯で表彰台に乗るような人たちは、弘法筆を選ばずで板などどれでもかまわないらしく、BIGFOOTなのにえらい速い人も居ます。あのレベルまで行くと、普通にスキーの検定をもってそうです。




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