26日のエントリー「スペースキーが2つあるキーボード : coza4 diary」に予告しましたように、キーボードを入手しました。
用事があったので出かけまして、帰宅後手元にあったジャンクキーボードと組み合わせることで1台の親指シフトでも打てるキーボードが完成しました。
いつもなら基盤側に回路を繋ぐのですが今回は基盤側があんまりにも最近の設計なもので省力化が甚だしく繋ぐ余地がありません。そこで基盤ではなくメンブレン側に接続しました。
結果は完成。メンブレンを解析しトレースして右のスペースを「ピリオド」に置き換えました。ハンダごてナシ。ハンマーは使ったよ。
Amazon.com: Fellowes 98915 Antimicrobial Split Design Keyboard (Black): Electronics
今回使ったメンブレン・ショートの手法を使えば、輸入物のFellowsのエルゴキーボードも「親指シフト化」可能だ。Fellowsは良い方向に省力化の極めてた結果、部品点数が少なくよくできすぎているが故に改造のしようがなかった。そのうちやります。
こちらが改造ベースとなったキーボード。2つのスペースキーがある。
そのままでは当然両方ともスペースキーはスペースしか打てない。
中央にスクロールホイルがある変わり種キーボード。
価格が2000円前後となっているので、質感はそれなり。上下張り合わせのモナカ構造も裏ブタを止めているネジの本数も多いし、メンブレンはどういう訳かブリッジが多用されているので今回は逆にそれを利用しました。
設計の初期で慌てて作ったのか、不慣れな印象です。よくいえば「がんばって作った」感じのキーボードです。中国原産。Windows98以降の日本メーカーのキーボードは、ジャンクじゃなくても大した値段が付きませんが、設計にかける意気込みは段違いで、かの国がここまで届くにはもうしばらくかかりそう。
キーボードは構造が簡単だから新興国が作るものなのでしょう。今回買ったスクロールキーボードは華奢ですが使えます。パソコンを買って最初にこれがついてきたらこんなものだと思うでしょう。
安価な製品と戦わなければならない日本メーカーはもうキーボードなんて作らないのでしょう。価格で勝負したら、これでは勝ち目がありません。
高いと行っても2万円くらいで・・・キニシスとかカスタムは別格。上を見ればきりがありませんが。
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