オークションの注意点

ネットオークションは便利です。
先日もMOドライブを安価に購入。よいものが手に入ったとよろこんでいました。いざ取りつけようと蓋を明けてみると、差込口がSCSI-2で、うちの旧式IDE接続には取りつけられないことが判明。

返品が利きません。
個人取引のため、時たまこういったミスがあります。SCSIもIDEもくっつくだろうと甘く見た私の無知が原因です。個人相手の取引の場合は、よほど自信があるものに限ります。とくに、ジャンク扱いのものは、よっぽど気をつけねば・・・。

古書も同じです。本は規格が決まってますからよいですね。目をつぶって仕入れたら、たまにスペイン語の本が混ざっていて、ああ、よめねえなあ、自分の語学力がないなあと悲嘆に暮れていたのでした。

本は基本的にすべて日本語です。
規格が変わったといって、SCSI、SCSI-2のように規格がよくなったりしません。日本語-2とか。実際には文語文の匂いのする時代から今の完全口語体への変化はありますけれど、下位互換性が高いので、読めないことはないと。問題は上位互換性がないから、文語文の世代が今の本を読むと、つまらないのだと思います。

と、ちょっと前の釣りエッセイを読んで思いました。戦中戦後派のジイサンが書いている本なので、文体が渋くていいです。いまの軟派な文体は、まあ、別にそれはそれなのですが、僕は夜寝る前に読む私物の本は、どんどん昭和を通り越して行くことでしょう。次は大正だ!