小型機大好き
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試しにビーチクラフトとパイパーの低翼機が区別できないか試してみたけれど、区別がつきません。厳密にいえば窓枠の形などで見分けがつくのですがこれといって派手な特徴がない。航空機マニアの皆様におかれましては「いや、そんなことはない違いがあるぜ」とおっしゃるでしょう。
残念。わたしはそこまで航空機マニアじゃない。
飛行機は外部要因が形に影響を与えます。4人乗りで低翼機、空冷エンジンとなるとサイズがきまります。すると洗練されるので最終的な形が似ます。
見分け方
見極めができるかどうか。当初勝算があったのはインテークの形です。吸気口ですね。ここがセスナは三角形で特徴があるのである程度いけるだろうと踏んでました。しかし、パイパーも似たようなエンジンのスピナー(プロペラ中心の円錐)直後にある吸気口の形はそれほど違いはありません。
全体の形でいえばパイパーのチェロキーとビーチクラフトのボナンザは並べて観れば多少違いがありますけれど、一見して違いがわかるほどの特徴がありません。垂直尾翼の取り付け方、根本のデザインも似たような線でまとめてあります。
見分けられるとすれば、全面ガラスがビーチクラフトは丸い。曲面の曲げ率が高くふくらんでみえるのががビーチクラフトで平面に近いのがパイバーというところでしょうか。おそらくですがガラス曲げの分だけビーチクラフトの方が値段が高く、全体的に生産性を高めたパイパー、高級感のあるビーチクラフトといった印象を受けます。あくまで印象のため、すぐ忘れそう。
中古飛行機市場というものがアメリカにあります。値段をみてみましょう。
グレードが分りませんけど、ビーチクラフトのG36ボナンザは、パイパーのチェロキー180と同235の中間の価格帯になります。
そして、分ったのは、マイナーチェンジをしているので生産年度によって外観の丸みがことなること。高級感を出すために丸みを付けてきますから、生産年度が上がるに付け曲面が増えていきます。グレード、生産年度、価格差が複雑に絡みますので、小型機マニアでもないかぎりちょっと区別はつきません。
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区別が付かないもの
ワゴンRとムーブの違いのようなものです。外観で見分けるのが億劫になってエンジン音で区別をつけることにしました。ママチャリも生産工程を見直してコストカットを繰り返していくうちにどんどん似たような形になり区別が付きません。ブリジストンがかろうじて特徴があるかなというくらいで、ミヤタと丸石の区別は難しい。
三人乗りの子供のせ自転車はフレームが特徴的で各社凝っていますのでこれに関してはいまのところ区別がつきます。
飛行機はちょっと難しいですね。
ちなみにセスナ機は高翼型が多くて、写真撮影や遊覧飛行に使われます。ざっと調べて観るとセスナの低翼機は双発が多く、単発は高翼型。私が思う以上に「セスナ機」とよぶ機体の大半が実は「パイパー」なのかもしれません。ルパンに出てくるパイカルの飛行機も、よくよくみたらパイパーっぽいのです。これはアニメを作る人たちが調布とか都心から西側に多く住んでいたからと推測出来ます。
立川に案外沢山いるのが水冷のソカタ。鼻が長いのが特徴です。細身。フランスなので優美。
Turboprop Aircraft Manufacturer DAHER Airplane Business Unit – TBM 900 – Outstanding Performer – TBM 900
紅の翼―小型飛行機の魅力
空にあこがれて免許を取得した方の手記。