常陽銀行水戸駅南口のビルが解体中

常陽銀行に寄ろうと思って桜川の土手から眺めると外壁に解体用のガードタイプの足場がかかってまして、最上階の屋上にコマツの重機が乗ってガシガシ壊してます。常陽銀行は坂の上のほうに移転したことを思い出しました。

小型の重機をどうやって8階かそこいらの高さのビルに持ち上げるのか手法を観たい物です。屋上に足場を組んでアウトリガーを突き出してウインチで上げるとして、そんなに簡単に上がるのでしょうか。中のエレベーターシャフトをブン抜いて持ち上げるのも重量の都合無理に思います。

あとは小型重機が相当バラバラになって、日本陸軍が中国大陸で使った臼砲のように馬と人で運べるくらい小さくなるのか、いや、油圧だからポンプの都合そんなに分解できないし。やっぱり屋上にウインチであげるのでしょうね。

同じ時期に水戸市役所も解体しています。およそ半分がすぎて西側の外壁にもうすぐ手がかかりそうです。こちらは大型の日立建機の解体専用のハンマーと長い腕の車両が1台。ホコリを防ぐためアームの中央部分から放水しながら解体しています。その両脇に補助として2台のやはり解体用の掴むアームが補助して結構な勢いで破壊が続いています。

水戸市役所も、旧水戸駅南口の常陽銀行も、さきの大地震で地盤がかなり痛めつけられました。杭が下の堅い地盤まで届いていればびくともしないはずでが、あそこいらへんは30メートル掘っても固い地盤なんかでてきやしませんから果たして真実はいかに。旭化成みたいに中途半端に杭だけ打ち込んであるなら傾きますね。解体の理由は杭とは関係ない老朽化でしょうけれど、いやでも水戸市役所のほうは構造体が痛んで建物内部のあっちとこっちが曲がって壊すと聞いたような。地盤も一尺から沈んでますから無傷とはいきません。

水戸駅前は水道管が破裂して地震当日は水浸しでした。液状化というよりもともと軟弱地盤に四角いコンクリのブロックの歩道なんてつけたので、千波湖のほうに近づくとそのブロックがもう針の山のように突き出てお年寄りが転んで骨をおる勢いでした。半世紀前は田んぼでその前は千波湖の底ですから、そう簡単に固い地盤にはなりません。

常陽銀行跡地はまたビル建てそう。いま貼ってある看板は解体の許認可と安全についての紙なので、何が出来るかはお楽しみです。