軸は蝶番で作れる

【カメラ安定装置・防振装置】
ここ数週間、防振装置を作る作業が止まっています。
いざ作ろうと思うとやっかいな部分が露呈。
私の工作技術が未熟なため「設計」で解決できない問題発生。

以下における製作の障壁を考えてみます。

「材料の強度」

一番の問題は木を使うこと。まず金属の軸受を木に埋め込むのが大変です。材料と強度を考えて作ると、材質の柔らかさから大振りになってしまいます。

ここはフォルダ付きの軸受けで簡単に作ります。

ジンバルを蝶番で
ジンバルを蝶番で

その大振りになった板の横に貫通穴を開け、軸受にボルトを出すとフォークもこれまた大型化。

小型カメラを乗せるだけなのに、ベアリングを使う理由があるのか。以前なら当たり前に内蔵すべきと考えましたが、いざ材料を目の前にするとちょっと違うな。

この辺はアルミや真鍮をブロックから加工すれば簡単なのでしょう。
はて、外注を頼んでまでその実現を図ろうとは思いません。

「蝶番」

軸を金属に。その軸を受けるのも金属に。これなら簡単です。

スケッチのように、板を用意。

フォーク用に一枚。軸受けの追加ベースをひとつ。それにグリップ。
3つの部品で完成です。

蝶番(ちょうつがい)を軸に使ってしまえ。
工作は楽で、ホルダ付き軸受けをジンバルのまん中に据えれば、板を簡単に切り出して完成だ。

これくらい簡単なら作る気になる。

使うのは小判型のベアリングフォルダー。
フランジ付きベアリングと板に穴でも可能。
軸を6㎜から8㎜サイズとしては小判型。