スタビライザーを折りたたみたい

カメラスタビライザーの輸送時の長さを半分にしたい。いまのままでは長すぎる。職質されたくない。

折りたたみ機能を追加するばあいきっちり軸をつけて回してパチンと音の鳴るロック金具まで付けると完璧。ただし全体が重くなるので、画像の黄色い部分をどうすればいいのか考え中。

現行ジンバルをそのままに軸だけ短縮しカメラは軽量なコンデジを使う条件で案を出しています。一眼で使う場合は下部のオモリが400グラム以上となり丈夫な足が必要ですが、折りたたんで使う場合はそこまでの剛性を求めず、お手軽にコンデジで使う、移動時に邪魔にならないことを第一に考えます。

一眼で使うと総重量が2キロほどとなり、持ち歩きが億劫で稼働率が落ちています。カメラ、機材の長さを短く軽くして、使用頻度を上げたい。

バラバラに外して小型化するのはもう何年も前に作りましたが、移動時に部品同士が当たって傷が付きますのであまりよくない。

折りたたみで思いつくひとつめが軸。ふたつめはテレスコピック(アンテナ)式。

折りたたみ式

それで思いつくのが自動小銃の折りたたみストック。カラシニコフ式か、ワイヤー式が順当と考えます。カラシニコフの畳むタイプは軸ががっしり作れる。たとえばこんなかんじ。
Ruger 10/22 Stocks | Ruger 10/22 Folding Stock | Ruger Underfolder | Ruger 10/22 Takedown Stock

正面から見て並行に2つ棒が伸びる点が残念。全面投影面積は小さくしたい。てもとの軸と延長軸の強度を考慮すると、軸のある台座を大きく太くせねばならず、いまのところ軸をつくるのは次点の案で留まっています。

stabilizer-foots

アンテナ式

本命はグリースガンのように、引き出すワイヤー式にしたい。カメラが軽ければ延長部分にかかる負荷も小さいので、ロック機能は簡素化できる。軸の下端に鉄板の袋を2つおいて、そこにパイプかソリッドの棒を抜き差しする方法が現実的ではないか。

使い始めるまでの時間を短くし、動作をひとつにしたい。部品は大げさにはしたくないのでワイヤー引き出し式で作ろうかなと考えています。参考になるのは機関銃の肩あて。

M3 グリースガンはセーラー服と機関銃でたびたび出てくるマシンガン。

ICS 電動ガン M3 サブマシンガン ( グリースガン ) バッテリー付属 ICS-200

セーラー服と機関銃 卒業 インタビュー: 橋本環奈、ひたむきだからこそ想像のつかない未来予想図 – 映画.com
角川のリバイバル「セーラー服と機関銃」すぐに引き金に指をかけてしまうことでおなじみの日本映画の新作。小銃弾を使うのが機関銃で拳銃弾を使うなら短機関銃だけれど赤川次郎なのでそこはあいまい。

むかしはハドソンのモデルガンでしたがいまは沢山モデル化されて電動グリースガンがなんと3種類もでています。橋本さんのは多分電動。撮影用に邪魔なストックを外してる。

わたしがカメラの延長軸として使うなら、写真の黄色い部分から左右を独立した棒を2本引き抜けるように付けます。アルミか鉄でつくるとして、強度の都合L字までひとつの素材で作り、水平に曲げた先にリベットで延長棒を付くようにするのがこの場合最良です。

まじめに設計する方なら、きっと下の丁字に軸を入れたり複雑なメカを入れたくなる気持ちはよく分かります。

フリーストップの雑な固定だけで済ませないかぎりどう頑張っても複雑になるので、どこまでやるかより、いかに何もしないかの設計で作る予定です。いまは作業場が暖かくなるのを待っております。