2号機完成

今回も材木
今回も材木

カメラ安定装置の自作です。
みなさまお待ちかねの2号機を仮組みしました。

構成を解説。

使用する軸は3軸。軸に接続する黒いホルダに収まりますは6002z。内径15ミリを生かし直径15ミリの丸棒をくわえ込んでいます。この丸棒が軸となり頭にあたる雲台と脚部となる重りを付ける横棒に接続しています。

黒いホルダが乗っている板には、側面に14ミリの穴をほりこみ、605の小径軸受けを圧入しました。フォークの横腹に立てたM6のネジで支えます。

飛び出しているのがM6で、こちらは加工してあります。差し込む先の605軸受けは内軸内径が5ミリ。それに合わせてM6の頭を削って細くしました。ユニクロネジなので、ガスで焼いてなまし、簡単な治具に固定して削りました。

フォーク中央には606の軸受け。内部に長さ110ミリのM6半ネジを差し込んで角材に取り付けてあります。

【動作】
以前作った1号機、蝶番モデルよりなめらかです。カメラを取り付ける部分の調整重りの取付がまだなのでカメラ付きでは試していませんが、軸に関する動作は問題なさそう。

【幾つかの問題点】
工作精度が低いので、軸が微妙にずれます。長い穴を開ける加工が難しい。

ベアリングを2種類使う都合、14ミリと17ミリのドリルを使いました。14のほうは簡単に穴が作れ、ベアリングもしっくり収まりました。17はまずそのままでは穴が空きません。下穴を開けてから加工。結局径が大きくなりました。もしこれから作る方がいらっしゃったら最初から両方とも605にして、5ミリ棒か半ネジを探した方が工作は簡単だと思います。

3軸に軸受け
3軸に軸受け

【設計変更】
とりあえず、フォークが大きすぎました。軸を掴む小判型のホルダと同じ大きさの厚板を用意して、側面に軸受けを入れるドリル穴を開けて2階層にしようと思います。

フォークはベアリングを同一平面上に並べるつもりで大きく作りました。しかし、2階建てにすれば小型化出来ます。

軸の通し方は今の方法を引き継ごうと思います。

【雲台】
カメラを取り付ける部分は、イメージしていたスケッチにしたがって作りました。この構造ではウエイトを積む場所が先ずありません。

作って見て始めて分かったのですがスライダー式微動装置付カメラ雲台(XYスライダー)を使った方が楽です。

スライダーにすれば左右対称ではなくとも釣り合いは取れるので非対称でも問題ありません。片持ちや軸ズレを使って小型化する方法を試そうと思います。

考えているのは以下2案
(1)稼働範囲の位置交換にネジの抜き差しをつかうと、微動の移動範囲を狭く作れます。
(2)稼働範囲を広く取るなら、浮遊する部品はクランプで止められるようにしたい。

軸から横,縦と浮遊部品を2つ介在させるので固定も考えておかないと。

ああ、あとホールソーが全然使えませんでした。コンクリボードやコンパネが限界で、パイン集成材は穴が開けられませんでした。使ってて怖かった。