山頂は近い

国道50号の立体交差を越えるとき、反対車線に停止車両発見。運転席のドアを開けて、窓枠を必死に押しています。

背の高い軽自動車は車体重量が600キログラム。立体交差のてっぺんまであと15メートルほど。上り坂ですから気を抜くとバックするのです。運転手は必死でした。

彼は、立体交差の何合目から押したのでしょう?立体交差の最高点は横の釣具屋の看板より高いので、単純に10メートル。

こんな緊急事態のときにマニュアル車はセルを回していくらか走れると聞いたことがあります。対向車線の追い抜き側で停まっていた軽はきっとオートマ車なのでバッテリーで発電機を回しても動輪に力が繋がりません。オートマ車は軽にかぎらずシフトレバーをニュートラにすれば車輪が自由になって車体を押せます。なんどか押したことがありますが、ハンドルは倍力装置が利かないのでものすごく重くなります。

この数ヶ月、毎週車両トラブルに遭遇しますが、本日も私の心に余裕はなく、対向車線ですし、結構な走行量のある国道のあまりに危険な状況で助けることはできませんでした。牽引ロープも積んでません。

もうちょっと先に進んで下り坂が始まったら、彼も自重で下れるでしょう。立体交差を越えて運良く水戸工業高の正門まで降りられれば、目の前に整備工場つきの中古自動車屋があり、さらにガソリンスタンドも隣接していますからなんとかなります。下りで停まればいいのに、ガソリン一滴ぶん。ほんのちょっと彼に運が足りなかった。

鬼の形相をしていた彼のごときヒドイ目に合いたくないので、これからはガソリンは常にたっぷりいれて、バッテリー液はよく確かめて、オイル交換も定期的にしようと心に決めました。

踏切からの脱出方法 | 車のトラブル | 車のトラブル | EASPA 一般社団法人愛媛県自動車整備振興会

工作好き