ICBM到達まであと150キロメートル

北朝鮮のミサイルは、つぎ、領土に落ちそう。落ちたら宣戦布告ととらえて、戦争ですか。戦争っても、制空権がありませんからタコ殴りですよ。海岸沿いのお天気カメラで光が見えた、落下地点が150キロメートルとあります。150キロって、さじ加減を間違えたら次は本土。

上昇しているときは、まあなんとか姿勢制御もできますが、宇宙に飛び出して再突入するときに、ちょっと進入角度がズレて大気に弾めば、150キロなんて簡単にずれます。

APOLLO MODULES CM COMMAND MODULE REENTRY APOLLO-7 (アポロ7号 大気圏再突入 )
映画アポロ13でウォルタークロンカイトの解説として描かれてました、許容範囲が狭い進入角度について。

テクニカルレポート:コラム:衝撃波の科学
ロシアの隕石のときに、宇宙船が燃えるのは摩擦熱ではなくて衝撃波で熱が起きると習いました。底部は樹脂で溶けながら降りてきたんですね。ザクもシールドがあれば燃えなかったのに。

(6) Space Shuttle Thermal Tile Demonstration – YouTube
スペースシャトルまで時代が進むと、耐熱タイルも進化します。

隕石が大気に突入すると流れ星。地上に落ちるまで尾を引くと火球。落下して地面で拾えたらそれは隕石と呼び名が変ります。数年前に火球を観たときは、中心部分が真っ赤でその周りを円いオレンジで囲われて、それはそれはきれいでした。

北のミサイル職人さんも失敗すれば収容所送りですから、きっと真摯に仕事をされているのだと信じております。ただ、なにぶん飛び道具ですから、なにがどうなるかは運次第。結果としましては、150キロメートルまで接近されても住民には警告もでず、迎撃もしておりません。たとえば市ヶ谷に向って飛んできたとしましょう。パトリオットで落とせるんでしょうか?

失敗百選-パトリオットミサイルの防御失敗