AL-02 A5の欠点

カメラ安定装置AL-02 A5のテストをしました。
自転車で人の居ない商店街から2キロほど撮影テスト。

砂利道を越えて下り坂を下りたら、アルミに打ち込んだ鬼目が抜けました。
要電気溶接。抜き差しだけでは強度不足。

5代目
5代目

ものはこちら。
アルミのアームを短くして全ネジで延長。脱着可能にすれど強度不足。

まず、テコの原理で全ネジが揺れます。その振動を全部鬼目が拾いまして、アルミパイプに打ち込んだだけの鬼目ナットが簡単に抜けます。これではダメ。挙げ句の果てにアーム取付部分の水道管も脱落。

【設計変更】
これにて全面改良に入ります。
曲げ木にするかも。

アルミパイプはカメラ取付部と直にネジ留めします。
気が進みませんが、パイプに直接ネジ穴を開けます。

取付部分の横幅を極小に。
アームの角度はカバンに入れたときに容量を無駄に減らさないように
コの字型にするつもり。「つ」の字や半円が理想的ではあります。
もうちょっとスケッチを描いてから決めます。

水道管キャップに取り付ける方法を変えたいのですが、強度など考えると
簡単で便利なのでこれはこのままになるでしょう。

総重量を軽くするにはアルミパイプの取り付け方が重要になります。
強度を落とさず、容積を減らして角を丸くするつもりです。

【欠点】
AL-02 A5の欠点は、強度不足が上げられます。
いろんな装置をあとつけできるように取付部を大きめに作りました。
そのため総重量が減らせません。
動作確認用の実験機なので余計なモノが着いてきます。
実用には向きません。

「マーリン」を参考にアームに弓型を採用しました。
結果、歩行時の振動をバネのように拾ってしまうため
振動が増幅され弱い部分に負荷がかります。

AL-02 A5の場合、脱着にこだわってパイプ接続部を抜き差しにしたため
すべてその部分に負荷がかかってしまいました。
アルミパイプはこの手の工作では最適な素材なのでこのまま使うつもりです。
ただ、取付方法を変えてもっと極力シンプルにしようと思います。

パーツ点数が増えるとその分取付部分が増え、「弱点」となります。

「弱点」を克服するには弱い部分を強くする方法と
弱そうな部分を先に切り捨てる方法があります。
私は横着者なので、「切り捨て」でいきます。
およそのレイアウトはできました。

簡単すぎて15分くらいでできそう。
いいのか、こんな簡素で。