中国工場のストライキについて

中国でストライキが多発。
BSのニュースを見てたら、若い工場労働者の意識が変わった模様。

いままでは山間部の気の良い青年が次から次へと流入してきました。
だから牧歌的。内情は大変みたいだけど。

これからは工場の賃上げストをネットで共闘。
若者の質は先進国と大差ない模様。
技術が先進国並になるならバンザイですが、享楽的な部分も先進国並み。
だから、1カ所でストが起きると広がって収まらない。

中国的工場カイゼン記 (日経ものづくりの本)
日本国内なら、労使が割と近い立場でなれ合えますがことあの国では契約第一。高い給料と好待遇のためなら手段を選ばず突き進むのだそうです。

畑山博 – Wikipedia
「現場で生まれた100のことば」著者・小関智弘氏が問う、日本のモノづくり | 仕事力を鍛える | エンジニアLive | 極上のエンジニア人生を応援するWebマガジン

理系の文体は読みやすくて良いですね。
ロジックと文体が総じてきれいです。

低価格化の波は自動車まで
今まで高かったよ。
作る側の理屈で言えば軽自動車100万円が妥当なんでしょうけど
買う側の欲求としてはただ移動出来て雨の日に買いものをして濡れない装置。
そのくらいの価値になってしまいました。

世界経済がどうのこうのは知りません。
単純に生活の中で自動車の価値を計ったら3-4割低下と考えるのが妥当か。
作る側がそう言ってるのだから。

ホンダ、次期「フィット」の輸入部品比率を4割に:日刊工業新聞

2013年までに車両販売価格を3割程度引き下げたい=トヨタ | ビジネスニュース | Reuters

作る方は大変ね
日本文化のなかで日本人相手だらか簡単だったことも
文化が違えば商習慣も違います。
そのズレを計算に入れた上で安いなら使えば良いと思います。

日本人は結局どれだけ勉強しても英語はダメなのか… – Ameba News [アメーバニュース]

単純に、言葉ひとつ違うだけでリスクは増えます。
そのリスク分を幾らと考えるのか。
中国製が安いからそれを使おうと考えるほど
仕組みは簡単ではないと思います。

軽工業とか単純部品は安くできるかもしれませんけど。
車の部品、エンジンとか足回りとかどうなんでしょう。
品質検査でミスが出たら全トッカエですから。

たとえば不良部品があるとき
右前サスペンションのバネの鋼材に不純物が入っていた場合。
バネの値段でおさまりません。改修費用、交換費用などなど。
それをバネ材の納入業者が払えるわけもなく、工場は解体経営者は逃亡。

日本ならそんな仕事をしないという誇りと暗黙知・・
・・言わなくても分かるだろう了解・・を得られるのですが、海外製にそれがない。

買い手としてはこの部分が非常に不安ですね。