形が大事

自転車に箱を取り付けて速度を保つ仕組みを試しています。週末、テールボックスをつくって実験してみました。

材料は発泡スチロールとダンボール。100サイズくらいの発泡スチロールの箱を斜めに切ってシートの背中側に配置します。その後ろにみかん箱を置いて、紐で固定します。

自転車の人間の背中側に箱を積むことで、胴体が巻き起こす後部乱流が整い、速度の低下が起きにくいだろうと予想しておりましたが現実にはまったく効果なし。

形にこだわり、箱の前と後ろの口を開けて設置したため、特に胴体から離れた空気が発泡スチロールに辿り着く前に乱れてしまい、考えていた整流効果は出なかったようです。

後部の箱も開口部を後ろ向きに開けていたため、その見た目はまるで筒でした。低速では体感できるほどの整流効果を得ることがないまま実験終了です。

次回は口を閉じた箱を作ることにします。空気の流れはよほどの向かい風ではない限り低速です。せいぜい時速20キロ。15キロ巡航。そもそも整流するほどの風が起きていなような気もします。

時速50キロ以上で走るハイブリット自動車のテールを眺めていたので、カットオフテールもいいなあと憧れてみたものの、低速であの形は不要でしょう。

海外作例は三角柱型か、三角錐型がほとんどです。頭の後ろの空気の流れを整えるため、座った腰から頭頂部程度の60センチ高程度。横は胴体の幅で、40センチほどで十分みたい。

次回は変則的な三角錐をつくってみます。