全キャン連も悲しむ

キャンデーズが引退したときの記憶はありません。
幼稚園の時に級友がピンクレディを踊っていました。

70年代生まれとしては、キャンデーズから松田聖子まで。
その頃のアイドル・ファンは普通の人だったし何だか許せます。
歌が上手いとか、才能に感心してファンが付いていたように見えます。

上の動画も、三人の正面からのパンはクレーンカメラです。
使ってるカメラは三台。スイッチャーもカメラマンも本気でなければ取れません。
明快なカメラ割りは、今みると新鮮です。

歌っている方も本気。
いまアレンジをこれだけ変えて生歌で生放送が出来る歌手がどれだけ居るでしょうか。
加工して切り刻んだ歌声など聞いても人の心は動きません。
マイクバランスが狂っても一発撮りの本気が潔いですね。
そういう本物を見せてもらったのは、もしかすると私達の世代が最後なのかも。

今の若い世代は生まれからずっと加工済みの声ばかり聞いてきたのでしょう。
加工済みの映像と小ずるいテクニックばかりを見せられてかわいそう。

加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ – Wikipedia
「カトちゃんケンちゃんご機嫌テレビ」という番組がありまして
新人アイドルが歌うコーナーがありました。
拡大再生産でアイドル大量生産時代になってしまいました。

アイドルは80年代後半にデフレです。
「夕焼けニャンャニン」あたりで
あのあたりから才能もなにも不要になってしまった。
私は85年以降のアイドルやタレントにはあまり興味はありません。

ネット上で気軽に過去の音源が見つかるようになりました。
結局、80年以前の昭和のアイドルとかカーペンターズを聞いています。
90年代以降のは聞かないなあ。

全国キャンディーズ連盟 – Wikipedia
学生運動と対極にあります。
むこうは最終的に24セクトまで分派し、内ゲバなどたしなんでらっしゃいます。
全キャン連は真逆で、目的のために大きくなって行きました。

活動に疲れた反動なのか。
「全キャン連」は日本の男が運用してうまくいった数少ない「組織」なのかもしれません。