原子力発電所内連続放火テロ未遂事件

監視員を5倍増員 時事通信社

建設中の北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)でぼやが相次いで発生している問題で、同社は25日、監視員の大幅増員などを柱とする防火対策を公表した。

「監視員」ったって、プールじゃございません。原子力発電所です。
発電所の建屋(たてや)内でボヤが多発だって。
建設中の発電施設とはいえ、城で言えば本丸でしょ?
城の本丸を建ててて大工が放火したらその大工は敵の回し者でしょ。

もしくはよっぽどその殿様が嫌われてるのか。

★ボヤ が起きて誰が得するんだろう?

初め思いついたのは建設反対派の組織。でもこれはありえない。いくら気に入らない施設だからって、犯罪を犯してまで建設を止めるような骨のある反対組織があるんですか? せいぜい太鼓叩いてピケはるぐらいが関の山でしょ。あの人たち、急に宗主がえして武闘派になりますかね?

地震で崩壊した柏崎原発の一件以来、原子炉被曝日記を読みはじめました。中の作業はあんまり楽しそうじゃないわ。低レベルとはいえ、被爆する可能性のあるゴミ掃除とかそんなのばっかり。

これは僕の妄想だけど、原発の内部では電力会社を頂点としたピラミッド型の組織が構築されていて、電力会社の下に協力企業が居て、その下に下請とか孫受けとか山谷からつれてこられた作業員がいる。もうその辺になるとカースト制度で言えば一番下の下の下のほうで汚れ作業に回されてしまう。

建屋の作業だって原発内の組織同様、ゼネコンが仕事を取って共同企業体が受けたように見せかけてるけど、最後は地元の工務店に割り振ってさあ。で、地元の若者が選択肢のない就職として原発建設に赴く。そりゃ面白くないわけで。

その若造が、「仕事がつまらないなあ」というので放火してるのならまだ傷は浅い

内部から原子力発電所を攻撃しようと考えている組織なり個人が地元の工務店なりゼネコンなりJVに入り込んでいると考えてみましょう。

茨城から引っ越したくなります。

イタリアのセリエAのサッカーチームが柏崎の放射性物質漏れで来日を取りやめたんだそうですが、じつはいま日本は放射能に汚染されているのかもしれない。報道管制をしいてアジアカップを見せてごまかしてるのかもしれない。偉い人たちはもう国外に逃げてるかもしれない。

日本の原子力発電所は高度な警備システムが完備されて世界一安全!というのだろうけれど、それはそう信じていたいだけで安全かどうかはわからない。IAEAの査察が入るなんて、北朝鮮と同じ程度の運用なのだろう。そう思って心配していたほうが正しいように思える。

なにせ柏崎は地震でボヤも消せなかった。
田舎の町の消防団でも火事は消せるのに北陸電力には難しい作業である。

つまり、田舎の町の消防団>北陸電力 という絶望的な図式が生まれる。

町の消防団のおっちゃんが原子力発電をしていると思えばちょうど良いのだろう。現場の作業員はだって地元の人だし。それはそれでちゃんとやってもらえばいいんだが、縦割りヒエラルキー組織に自浄作用はないだろう。

そんな羊の群れに高度に身分を偽装して潜入し、内部から原子炉を破壊する意思を持った誰かが入り込んでいたら、止められますか?誰だってむり。

うちにもあるくらいだから原子力関連の専門書なんてネットでいくらでも手に入るし。壊しちまおうぜと思う人が座学のうえで現場をうろうろしてたらこわいわー。明日から電気の1/4を送り返えすから原発止めて。

★最後に。可能性は少ないけど設備屋の罠ってのはありえません?

中に入れる設備がうまく納期どうりに出せないから、何とか着工を遅らせるための工作活動っての。なんかこれが一番可能性がありませんか?

まあね、こんなの読んで本気にしないように。

電力会社の人は遊んでないで仕事してね。